エー・ディー・ワークスが再エネ分野への新たな挑戦！系統用蓄電所事業に参入

エー・ディー・ワークスの再エネ事業への参入

株式会社エー・ディー・ワークス（ADW）が、エネルギー基本計画に基づき系統用蓄電所事業に新たに参入することを発表しました。この事業は、再生可能エネルギー（再エネ）の普及に貢献することを目的としています。

脱炭素社会に向けた取り組み

昨今、地球温暖化や環境問題に対する関心が高まっています。これに対し、政府は「2040年温室効果ガス73％削減目標」を掲げ、第7次エネルギー基本計画を策定しました。この計画では、再エネの比率が2040年には約40％にまで引き上げられる見込みです。

しかし、再エネの中でも特に太陽光発電は発電量の変動が大きく、その安定供給には系統用蓄電所の存在が不可欠です。ADWはこの重要な役割を果たしつつ、収益を得る新たなビジネスモデルを確立する狙いがあります。

ADWの強みと事業展望

ADWは、不動産事業で長年培った情報力や目利き力を活かし、小規模な系統用蓄電所に特化して展開していきます。この戦略により、競争の激しい市場においてもスピード感のある事業推進が可能になります。また、徐々に蓄電所のファンド化も視野に入れ、企業としてのさらなる成長と発展を目指します。

日本のエネルギー政策との連携

政府のエネルギー基本計画には、再エネの安定供給のための市場整備や蓄電池の性能向上、リサイクル方法の確立が含まれています。ADWは、この政策に応じ、再エネを効果的に活用し、電力需給のバランスを保つための蓄電所の設置と運営に注力します。商業運転は2026年を予定しており、稼働開始までの準備が着々と進んでおります。