『彼女のアリア』舞台化
2025-10-07 15:53:10

森絵都の短編が新たな舞台芸術として蘇る!『彼女のアリア』上演決定

短編小説を舞台化した新感覚の作品



直木賞作家・森絵都の短編『アーモンド入りチョコレートのワルツ』に収録されている「彼女のアリア」が、2025年10月24日と25日に東京文化会館の小ホールで上演されます。この作品は、音楽、ダンス、演劇を融合させたシアター・デビュー・プログラムの一環として、特に中学生や高校生を主要な対象としています。

現代の若者の心を描く作品



物語は、不眠症に悩む少年「ぼく」と、嘘をついてしまう「藤谷」の二人が織りなす青春のひと幕。彼らの心の葛藤は、J.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」を背景に描かれ、音楽とともに進行します。演出には若手の生田みゆきが参加し、音楽は根本卓也が手掛けるという豪華な顔ぶれが揃っています。

この作品は、思春期の微妙な心境を描き出しており、甘い青春の思い出や、嘘によって引き起こされる複雑な感情に焦点を当てています。観る者によってさまざまな視点でも楽しむことができ、観終わった後にはノスタルジーや新たな気づきを得ることができるでしょう。

複合的なアートのコラボレーション



また、舞台は文学、音楽、ダンスと演劇が見事に交錯し、一つの新しい形を創り出します。特にJ.S.バッハの音楽は、物語の中心に位置しており、観客はその響きの中で感情を揺さぶられます。今回の製作にあたっては、中学3年生の主人公が音楽を通じて心の問題を打ち明け、藤谷とともに親密な関係を築く過程が描かれます。

公演情報



  • - 日時: 2025年10月24日(金)19:00開演、25日(土)14:00開演(各回30分前開場)
  • - 会場: 東京文化会館 小ホール(JR上野駅公園口前)
  • - チケット: S席5,500円、A席4,400円、B席2,200円。特別料金として25歳以下は2,200円、18歳以下は1,100円となっており、若い世代でも気軽に足を運びやすい価格設定です。

制作に携わるアーティストたち



  • - 演出: 生田みゆき(演劇ユニット「理性的な変人たち」メンバー、東京藝術大学大学院修士課程修了)
  • - 作編曲: 根本卓也(作曲家、指揮者として活動中)
  • - 出演者: 藤谷役に北川理恵、ぼく役に久米俊輔、ダンスには中村蓉、野口卓磨、長谷川暢が参加します。

本作品は、新しい舞台芸術の形を模索し、特に若い世代に舞台芸術の魅力を伝える重要なプロジェクトです。興味を持った方はぜひ、劇場でその目と心で体験してください。


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会社情報

会社名
公益財団法人東京都歴史文化財団
住所
東京都千代田区九段北4-1-28 九段ファーストプレイス8階
電話番号
03-6256-9967

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