エナーバンクが新コンシェルジュサービス「エネパーク」を正式リリース
エナーバンクが、新たに無料のコンシェルジュサービス「エネパーク」をリリースしました。このサービスは、脱炭素化や電力コストの削減を目指す企業や官公庁、自治体に向けたもので、最初の一歩をサポートします。β版の運用を経て、半年で約100社の利用実績を得て正式にスタートを切りました。
エネパークの概要と機能
利用者は「エネパーク」を通じて、電力や脱炭素に関する最新情報や実績を収集したり、個別のニーズに応じた相談が可能です。また、エナーバンクが提供する他のサービスである電力リバースオークション「エネオク」や、環境価値取引を行う「グリーンチケット」、太陽光発電の導入支援サービス「ソラレコ」との連携によって、実際のコスト削減と脱炭素化を実現することができます。
サービス利用後には電力データのモニタリング機能や、効果検証レポートを提供し、継続的な実行をサポートします。具体的には、導入したソリューションの影響を定期的に評価し、次のステップをしっかりと決めるための基盤を提供します。
開発の背景
エネルギー市場の変化に伴い、電力価格が高騰している現在、企業や自治体はエネルギー調達の見直しが急務となっています。しかし、情報収集と実行に関しては専門知識が求められ、多くの組織で障壁が存在しています。三菱総合研究所の調査によれば、再生可能エネルギーの選択肢が少ないことや、初期費用、取り組み効果の情報不足が取り組み意欲を阻害している主な要因とされています。
こうした現状を受けて、エナーバンクは「エネパーク」を開発し、選択肢や情報提供を通じて、エネルギー調達のDX化を進めていきます。
エネパークの主なメリット
「エネパーク」を利用することで得られる主なメリットは以下の通りです。
1. 効率的な情報収集が可能
2. 脱炭素化の作業が可視化され、簡素化
3. 効果検証が継続的に行える
機能としては、エネルギー政策やマーケット関連の情報を提供する機能、ToDo管理機能、チャット機能、モニタリング機能、電力データの自動取得機能などがあり、今後もさらなる機能の追加が予定されています。
利用方法
「エネパーク」を利用するためには、公式サイトでアカウント登録を行う必要があります。既にエナーバンクの他のサービスを利用している方は、そのアカウントを活用することもできます。
登録後、エネパーク内のチャット機能で利用開始の案内がされます。これにより、スムーズにサービスを利用できる環境が整っています。
今後の展望
エナーバンクの取締役CTO、関根氏は「エネルギー調達に費やす時間や手間を減らすことが我々の目標です」と述べており、今後もユーザーのニーズに応えつつ、機能の多様化を進めていくとしています。特に、組織内でのアカウント管理機能やデータドリブンな意思決定を支援する機能の開発を視野に入れています。「エネパーク」は、脱炭素を目指すすべての企業にとって強力なパートナーとなるでしょう。
株式会社エナーバンクについて
株式会社エナーバンクは、エネルギー調達をシンプルにすることを目指す企業で、エネルギーや環境問題の解決に取り組んでいます。電力オークション「エネオク」、環境価値プラットフォーム「グリーンチケット」、太陽光発電導入支援の「ソラレコ」など、様々なサービスを展開しており、「エネパーク」の提供もその一環です。
エナーバンクのサービスは、企業や自治体が脱炭素化の目標を達成するための手助けとなり、今後もその発展が期待されます。