2025年春、コスチュームジュエリー展が札幌で開催!
2025年4月19日から6月22日まで、札幌芸術の森美術館で「コスチュームジュエリー美の変革者たちシャネル、ディオール、スキャパレッリ小瀧千佐子コレクション」が開催されます。この展覧会では、宝石や貴金属を使用せず、ガラスや樹脂など多様な素材で作られた約450点のコスチュームジュエリーを展示し、その独特な魅力を紹介します。
コスチュームジュエリーの歴史と魅力
コスチュームジュエリーは、20世紀初頭にフランスのオートクチュールデザイナーたちが生み出した新しい装身具であり、特にポール・ポワレやシャネル、ディオール、スキャパレッリが取り入れたことで知られています。彼らは、宝飾品に縛られず、自由な発想で個性豊かな作品を次々と創り出しました。コスチュームジュエリーは、その名の通り衣服と調和するようにデザインされ、特に戦後の女性の社会進出を反映した重要なアイテムとして、広く支持されました。
本展では、小瀧千佐子氏が長い年月をかけて集めた貴重なコレクションが一堂に会します。これほど大規模なコスチュームジュエリーに特化した展示は、日本では前例がなく、改めてその魅力を考えさせられる絶好の機会と言えます。
◆ 展示される著名な作品
一例として、シャネルの《ネックレス「花」》や、スキャパレッリの《ネックレス「葉」》、ディオールの《ネックレス、イヤリング》など、名だたるデザイナーの作品が並ぶ予定です。それぞれの作品は、ドレスとコーディネートされることで、ファッション全体の印象を変える力を持っています。
衣裳博物館とのコラボ
展示の中には、杉野学園衣裳博物館から借りたシャネル、ディオール、イヴ・サンローランによるスーツやドレスもあり、これらの衣装に合わせたコスチュームジュエリーのコーディネートを見ることができます。ファッションの全体像を理解する上で、ジュエリーと衣装の関係を学ぶことができる貴重な展示です。
ワークショップや講演会
また、本展では関連イベントも多数用意されています。開幕前日の4月18日には、小瀧千佐子氏による講演会も開催され、展覧会を一足早く体験できる特別な時間が設けられています。さらに、ヴェネチアンビーズを使ったネックレス作りのワークショップも催され、来場者が自らの作品を制作することができます。
開催概要
会期: 2025年4月19日(土)〜6月22日(日)
休館日: 4月21日(月)、28日(月)
開館時間: 9:45〜17:00
会場: 札幌芸術の森美術館
本展は、コスチュームジュエリーの歴史を辿りながら、その美しさと自由な発想を体感できる素晴らしい機会です。コレクターの小瀧氏の情熱が詰まった展示を通じて、装飾品の枠を超えた芸術を楽しむことができます。