アニメーターの未来を担う人材育成へ!「アニメータースキル検定」が新たな一歩を踏み出す
深刻化するアニメ業界の人材不足問題の解決に向け、一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)が主催する「アニメータースキル検定(アニ検)」が、2024年11月9日に全国5都市6会場で開催され、大きな注目を集めました。
第一回目となる今回は、東京、大阪、名古屋、福岡、新潟の各会場に、将来アニメーターを目指す高校生から、夢を叶えたい40代の主婦まで、幅広い層の約350名が参加しました。
この検定は、アニメ業界への就職を希望するだけでなく、アニメ制作に興味を持つ人や、アニメファンも対象としています。アニメーターという職業への理解を深め、業界全体の活性化を目指しています。
アニメーターの基礎スキルを測る「トレス・タップ割り検定」
今回の検定では、アニメーターの基礎スキルである「動画」の技術と知識を測る「トレス・タップ割り検定」の6級と5級が実施されました。
検定内容は、アニメーション制作における重要な工程である「動画」の技術を、実技を通して評価します。現役の動画監督による採点とフィードバックは、受検者にとって貴重な経験となります。
未来のアニメーターを育てるための取り組み
NAFCAでは、この検定を通して、将来アニメーターを目指す人材の育成を支援するとともに、アニメ業界全体のレベルアップを目指しています。
検定の内容は、アニメ制作現場で求められるスキルを反映しており、受検者は、実践的な知識と技術を習得することができます。
検定に合格することで、アニメ業界への就職活動や、自身のスキルアップに役立ちます。
アニメ業界の未来を担う人材育成への期待
NAFCAは、今後も検定の開催や関連書籍の出版を通して、アニメーターの育成と業界の活性化に貢献していく予定です。
今回の検定は、アニメ業界の未来を担う人材育成に向けた重要な一歩となりました。
NAFCAについて
NAFCAは、2023年4月に設立された、アニメ業界の団体です。アニメプロデューサー、監督、アニメーター、声優など、業界の様々な立場の人々が集まり、アニメ業界の課題解決に取り組んでいます。
「アニメに未来があることを信じたい」というスローガンのもと、製作側とクリエイター側の意見を反映し、業界全体の活性化を目指しています。