75歳の女性デザイナーが生理ケアを革新するサニタリースパッツ「Angelite」

75歳の元ファッションデザイナーによる新しい生理ケア

近年、女性の生理に関する悩みを解消するための新たな取り組みが注目を集めています。特に75歳の元ファッションデザイナー、小森谷則子氏が開発したサニタリースパッツ「Angelite」は、その革新性と社会貢献の姿勢で注目されています。この製品は、国連が制定した国際ガールズデー（10月11日）を機に、国内外の女性への性教育および支援活動を展開することを目的にしています。

「Angelite」とは？

「Angelite」は生理期間中の女性が抱える悩みに寄り添うために設計されたサニタリースパッツです。一般的に、生理中は経血漏れやムレが気になるものですが、これらの不安を軽減することを目指しています。「Angelite」は下着の上から着用できるタイプであり、特許技術を採用した防水透湿素材を使用しています。この技術によって、高い防水性と優れた透湿性を実現しているため、経血漏れを防ぎつつ、快適な着心地を提供します。

小森谷則子氏の背景

小森谷則子氏は、ファッションデザインの分野で50年以上のキャリアを誇るエキスパートです。彼女は自身の学生時代から生理による経血漏れに悩み、それを解決するための製品開発に乗り出しました。2008年に「Angelite」の開発を始め、以来多くの女性たちに快適な生活環境を提供することに尽力しています。小森谷氏はファッション専門学校を卒業した後、デザイナーとして多くの国内外ブランドで活躍し、近年はフェムテックをはじめとする革新的な素材研究に取り組んでいます。

性教育と支援活動の柱

「Angelite」の理念は「活き活きと生きる女性を増やすこと」です。カフカ株式会社は、フィリピンでのアパレルビジネスを通じて、そこで見つけた社会的な課題に直面し、性教育の普及と支援に力を入れる決意をしました。2023年2月に設立されたフィリピン・マニラの服飾技能訓練校「coxco Lab」と連携し、若者や母親たちに対して無償で縫製やデザインの教育を行っています。また、同校は貧困地域における就業機会の創出を目的にしており、卒業生には縫製工場への就職支援も行っています。カフカ株式会社は、2024年には独自の製品を「coxco Lab」に依頼して生産するほか、Angelite製品に寄付金付シールを添付して、その売上の一部を支援に充てる仕組みを導入しています。

「coxco Lab」との取り組み

最近開始された「coxco Labhood」というコミュニティは、社会問題解決に取り組む企業と協力して体制を強化していくものです。具体的には、ファッションショーを通じて貧困地域の子どもたちがモデルとして活躍し、教育と雇用機会を生み出しています。こうした活動は、繊維業界における新たな働き方を示すものでもあります。加えて、国内の学校や企業とも連携し、より広範な性教育や支援活動を展開する計画が立てられています。

カフカ株式会社について

カフカ株式会社は名古屋を拠点とし、アパレルOEM・ODM事業を手掛けています。女性が活躍できる社会を目指し、、「Angelite」のようなフェムケア商品の開発にも力を入れています。創業19年を迎え、これからも女性たちの快適な生活を支えるために新たな挑戦を続けていきます。

このように、元ファッションデザイナーの小森谷則子氏による「Angelite」は、女性の生理に関する悩みを解消するだけでなく、多くの女性たちに希望をもたらしています。これからも彼女の取り組みに目が離せません。