世界に広がる日本文化
岡山県に本社を構える株式会社アルファは、販促物の販売促進を手がける企業です。この企業が行った取り組みは、単なる販促活動を超え、国境を越えて笑顔を届けるものとなりました。2023年から、JICAの「世界の笑顔のために」プログラムに参加し、ドミニカ共和国、コロンビア、ブータンの子どもたちに日本文化を体験する機会を提供しています。
このプロジェクトの目標は、未使用の販促物を活用して、環境負荷を軽減しながら、子どもたちに文化的な体験を届けることです。具体的には、日本文化を象徴するアイテムとして、はっぴ、折り紙、ぬり絵、提灯、キューブ型の六面パズルなどが寄贈されました。
もったいない精神から生まれた活動
アルファ社では、日々様々な販促物が制作されている中で、使用されずに眠っているものや、廃棄対象となる商品も多く存在しています。「もったいない」という思いから、同社はCSR活動の一環として、使われなくなった資材を社会貢献へとつなげる方法を模索しました。これが、JICAと協力して「世界の笑顔のために」プログラムに参加するきっかけとなりました。
このプログラムは、開発途上国に必要な物品を届けるもので、文化体験を通じて、子どもたちの教育・福祉を支援するものです。アプローチとして、環境への配慮と文化交流を兼ね備えながら、アルファ社は自らの販促物を活かす新たな試みを展開しました。
寄贈したアイテムとその反応
寄贈されたはっぴや折り紙、六面パズルなどのアイテムは、現地で大変好評を博しました。コロンビアやドミニカ共和国のイベントでは、はっぴを着た子どもたちが楽しそうに参加し、ブータンでは折り紙やぬり絵、キューブ型六面パズルに夢中になる様子が伝えられました。また、寄贈先からはお礼の手紙や写真、動画が届けられ、多くの笑顔が見られたことも印象深い出来事でした。
現地での文化イベントでは、言葉を超えて色や形、遊びの体験が心を動かし、子どもたちが日本文化に触れる姿が見受けられました。このような経験は、子どもたちの心に残り、将来への希望や夢を育む一助となるでしょう。
未来への展望
株式会社アルファは、これからも「届ける仕組み」を構築し、不要なものを廃棄するのではなく、必要とされる人々に届けることを目指していきます。この活動は、SDGs(持続可能な開発目標)への寄与にもなり、持続可能な社会の実現に向けた一歩として、大切にしていきたいと思います。文化は国境を越えて人々を結びつけるものであり、私たちの販促物もその一助となることを願っています。
会社概要
- - 社名: 株式会社アルファ
- - 所在地: 岡山県岡山市中区桑野709-6
- - 代表取締役: 岡本悟征
- - 事業内容: 販売促進用品の企画・製作・販売及び情報の企画・編集・販売
- - 設立: 1984年1月5日
- - HP: 株式会社アルファ
- - Instagram: popalpha_recruit