地元大学生の夢が実現した『FUJITSUKA化粧水』
仙台市のアクアイグニス仙台では、地元の大学生たちが約2年にわたり取り組んできた『FUJITSUKA化粧水』の発売を祝う特別イベントが2025年2月22日から2月24日の間に開催されます。この化粧水は、地域の資源「藤塚の湯」の温泉水を使用して作られており、学生たちが手掛けた特別な製品です。このイベントは、新たな商品が誕生するまでの道のりと、その背景を共有し、参加者にその魅力を実際に体験してもらうことを目的としています。
2年間の苦労と挑戦
このプロジェクトは、学生たちの「化粧品を自分で作ってみたい」という思いからスタートしました。代表の岩間さんと副代表の河内さんは、藤塚の湯を日常的に利用していたこともあり、地域資源を活かす新たな視点で化粧水を開発することを決意しました。2023年4月に「地域の資源を利用した化粧水を開発したい」とアクアイグニス仙台に提案し、賛同を得てこのプロジェクトが始まりました。
アクアイグニス仙台は、地域創生を目指して設立された商業施設であり、特に地域資源の活用を重要な課題としています。学生たちの夢を応援するため、アクアイグニス仙台は学生との共同開発を進め、この地域特有の温泉水を活かしたスキンケア商品を形にすることに成功しました。
市場調査と事前予約
商品化の第一ステップとして、学生たちは藤塚の湯の利用者にアンケートを実施し、温泉水を用いたスキンケア製品のニーズを探りました。その結果は、「温泉の恵みを日常に取り入れたい」という願いを反映したものとなり、早速製品開発がスタートしました。
競争の激しいスキンケア市場での製品化のため、学生たちは実際に事前購入予約を行い、100本の予約を目指しました。見事、予約開始から1ヶ月でその目標を達成し、藤塚の湯の人気と学生たちの挑戦に多くの応援が寄せられました。
ボトルデザインと品質へのこだわり
製品の品質やパッケージデザインへのこだわりがこの化粧水の特長です。初めて試作したボトルは視認性に欠け、改良が必要でした。学生たちは市内の薬局を巡り、他の製品のデザイン研究を重ね、最終的にはシンプルでありながら温泉のイメージを表現したデザインを完成させました。このような試行錯誤を経て、製品が形になりました。
発売記念イベントの詳細
発売は正式に2025年2月22日から開始されます。イベントでは、学生たちが自身の開発ストーリーを語り、参加者が直接化粧水を体験できるコーナーも設けられています。また、特別価格での販売やノベルティプレゼントもあります。この機会を通じて、地域資源を用いた商品開発の意義や温泉水の魅力を多くの人に知ってもらうことが期待されています。
イベントスケジュール
- - 日時: 2025年2月22日(土)~24日(月・祝)
- - 時間: 各会場によるため公式HPで確認
- - 会場: アクアイグニス仙台内 藤塚の湯・マルシェリアン
このイベントは、学生たちにとっての集大成であり、地域とともに歩んできた振り返りの場でもあります。彼らの成長と、このプロジェクトが地域活性化に貢献することを願っています。ぜひ、多くの方々と一緒にその瞬間を共有しましょう!