映画『宝島』を通じた沖縄平和学習プログラムの実施
2023年6月20日、栃木県足利市の足利工業高校で、フィリップ証券株式会社が主催する沖縄平和学習プログラムが開催されます。このプログラムは、映画『宝島』を教材に沖縄の歴史や文化を学ぶことを目的としており、今秋には沖縄を修学旅行で訪れる生徒たちを対象に行われます。
プログラムの背景
フィリップ証券は、昨年行ったSTO(Security Token Offering)の第一号案件として、映画『宝島』(2025年9月19日公開)の製作委員会に出資する権利をデジタル証券化し、小口販売しました。この映画の撮影も足利市内で行われており、そんな地元の映画を通じて生徒たちに沖縄の歴史を体感してもらおうという趣旨で、今回のプログラムが実施されることになりました。
特別講師を迎えて
今回のプログラムには、注目の講師陣が参加します。映画『宝島』の企画プロデューサーである五十嵐真志氏、アメリカ統治下の沖縄を生きた経験を持つ女優のきゃんひとみ氏、沖縄ことばの指導を担当した今科子氏が登壇します。彼らは、未公開映像や貴重な資料を使って、戦後沖縄の米国統治下での生活や激動の歴史について分かりやすく解説します。
学びの内容
プログラムでは、特に沖縄が米国の統治下にあった27年間に焦点を当て、その中での様々な出来事や問題についても掘り下げていきます。きゃんひとみ氏は、自らの体験をもとに、米兵との交流や本土復帰までの道のりについて赤裸々に語ります。「統治されるということがどういうことか」、「真の平和とは何なのか」など、参加者が考えるきっかけとなる貴重な情報が提供されます。
映画『宝島』について
映画『宝島』は、沖縄の戦後から本土復帰に至るまでの激動の20年間を描いた作品で、コロナ禍の影響で2度の撮影休止を経てようやく完成に至りました。物語は、4人の若者の友情と葛藤を中心に描かれ、監督の大友啓史氏のもと、豪華なキャストが揃っています。公開は2025年9月19日を予定しています。
公式サイトでは、映画の詳細情報や最新ニュースが更新されているので、ぜひチェックしてみてください。
映画『宝島』公式サイト
フィリップ証券とは
フィリップ証券株式会社は、「わかる、かわる」をブランドコンセプトに、金融商品取引業を展開しています。東京と足利市で事業を展開しながら、地域密着型の営業や世界の金融市場への参加を通じて、地元経済の発展に貢献してきました。
80年以上の歴史を持つフィリップ証券は、地域との連携を深めるために、2023年1月に足利市と包括連携協定を締結しました。今後も地域貢献活動を積極的に行っていく方針です。