木爾チレンの新作短編集『夏の匂いがする』発売概要
東京・中央区に本社を構えるマイクロマガジン社は、著者木爾チレンの初期作品集『夏の匂いがする』を、2024年12月20日に発表します。この作品集は、恋や友情とも言えない、同性に対する強い想いを持つ少女たちの一夏を描いた物語です。
書籍詳細
本書はISBN9784867166802で、定価は1,815円(本体1,650円+税10%)となっています。本文には、短編のほかに、著者自身によるコメントが添えられており、ファン必見の内容です。
あらすじ
『夏の匂いがする』では、登場人物たちの内なる心情に深く迫ります。彼女たちは、制服を身にまとった状態でしか聞こえない夏の音や、あいまいな大人と子供の境界に位置する夏の映像を体感しながら、少女時代の特別な記憶を温めている様子が描かれます。この作品集の収録内容は、次の短編から成っています:
- - 瑠璃色を着ていた
- - 植物姉妹
- - りかちゃんといづみちゃん
- - 溶けたらしぼんだ
- - 夏の匂いがする
書籍の価値と特典
木爾チレンからのおすすめコメントでも触れられているように、この作品集には、彼女が長年大切にしてきた感情が凝縮されています。「読み返すと、私はいつでも少女だったあの頃の最も美しかった夏に帰れる」とのこと。そのため、読者にとって特別な記憶を呼び起こす一冊となることでしょう。
さらに、書店別にオリジナルポストカード(全4種)が提供されます。それぞれの書店で異なるデザインのポストカードが特典として用意されており、未来屋書店や大垣書店などで手に入れることができます。ただし、特典は数量限定となっており、無くなり次第終了となりますのでご注意ください。
著者紹介
著者の木爾チレンは、『溶けたらしぼんだ。』で第9回『女による女のためのR-18文学賞』優秀賞を受賞後、2012年に単行本デビューを果たした作家です。彼女は少女の心理や感情を綿密に描き、多様なジャンルにおいても執筆活動を行っています。最近では、『二人一組になってください』がヒットを記録しており、彼女の人気はますます高まっています。
まとめ
木爾チレンの新作短編集『夏の匂いがする』は、恋とも友情とも言い難い感情を抱えた少女たちの物語を詰め込んだ作品です。心に残る印象的な短編が集められ、また書店別特典も揃えられているこの一冊は、多くの読者に新たな感動をもたらすことでしょう。どうぞご期待ください。