大阪府立長野高校生が金融教育動画で文部科学大臣賞を受賞
2026年3月27日、大阪府立長野高等学校の竹田陽響さんが吉村洋文知事を表敬訪問しました。これまでの意欲的な活動が評価され、「第3回FESコンテスト Supported by ゆうちょ銀行」で文部科学大臣賞を受賞したその成果を報告するためです。
「FESコンテスト」は、一般社団法人日本金融教育支援機構が主催する、金融教育をテーマにした若者向けの動画コンテストです。このコンテストでは中高生が1分間の短い金融教育動画を制作し、大学生が運営し、小学生が審査に参加するというユニークなモデルが組まれています。これは世代を超えた知識の共有を目指した取り組みであり、竹田さんをはじめとする参加者たちは、その中でお金や経済についての理解を深めています。
今回のコンテストは、全国26の都府県から897作品が寄せられ、竹田さんの作品はその中でも最高の評価を受けました。受賞した動画は『いろいろな支払い方』というタイトルで、キャッシュレス決済をテーマにしており、小学生にもわかりやすく解説されています。竹田さんは自身のイラストを使い、妹の声によるナレーションを交えて視覚と聴覚の両方で楽しめる仕上がりにしました。これにより、視聴者が興味を持ち続ける工夫が凝らされています。
この日の訪問では、竹田さんが動画制作のきっかけや独自の工夫について詳しく報告しました。特に、動画の最初の数秒間でいかに視聴者の心をつかむかという点について、吉村知事はその価値に深く共感し、称賛の言葉を送りました。彼は、「中高生が小学生に学んだことを教えることで自分自身も成長する仕組みは、金融リテラシーを高める素晴らしい取り組みだ」とコメントしました。
また、同席していた教育長の水野達朗氏も、このプロジェクトが小学生まで対象を拡げたことを称賛し、教育の新たな可能性に期待を寄せました。今回の表敬訪問は、教育の成果を示す重要な瞬間であり、竹田さんの活動は大阪府の取り組みにも一つの成果として捉えられています。
このプロジェクトは「すべての子どもが金融教育を受けることができる社会」という理念のもと、大阪府の「NPO等活動支援によるSDGsの達成に向けた社会課題解決事業」にも採択されています。今後も自治体との協力を進め、金融教育の普及を通じて若者たちに社会参画の意識を育む機会を提供していくという目標が掲げられています。
このように、今回の受賞と活動は、ただ一人の成功に留まらず、周囲の人々にも影響を及ぼす重要な出来事となっています。金融教育というテーマは、子どもたちが未来に向けてより良い選択をするための力をつける手助けになることが期待されており、今後の展開に注目です。私たちもこのような取り組みが広がり、より多くの子どもたちにお金や社会について学ぶ機会が提供されることを願います。