名古屋市の障害者支援助成金制度
名古屋市では、障害のある方が利用しやすい環境を整えるために助成金制度を設けています。この制度は、主に名古屋市内で事業を行っている企業や地域活動を行う町内会、サークルなどが対象です。詳細な内容についてご紹介します。
助成の内容
助成金は、以下の2つのカテゴリーに分かれています。
1.
コミュニケーションツール作成費
例えば、点字メニューやコミュニケーションボードなどの作成に対して最大5万円の助成が受けられます。これにより、視覚や聴覚に障害のある方々がコミュニケーションをスムーズに行える環境を支援します。
2.
物品購入費
筆談ボードや折り畳み式スロープなど、障害者が利用しやすい物品の購入に対しては、最大で10万円の助成が支給されます。これにより、施設の物理的バリアを除去し、より多くの方が参加できるようになります。
対象者
この助成金制度の対象となるのは、以下の条件を満たす事業者や団体です。
- - 名古屋市内に事務所を構え、不特定多数の方が利用する事業者
- - 障害者の利用が見込まれるサービスを提供していること
- - 名古屋市内で活動する町内会やサークル、地域の団体
これらの団体は、障害者の方に対して配慮した支援を行うための資金を助成金より受け取ることが可能です。
お問い合わせ
助成金についての詳細な情報や申込方法に関しては、名古屋市障害者差別相談センターにお問い合わせください。
- - 電話: 856-8181
- - FAX: 919-7585
なお、本助成事業は名古屋市からの委託を受けて運営されており、助成対象として挙げられていないツールや物品であっても、障害者への配慮を目的としたものであれば考慮される可能性があります。気軽に相談してみることをおすすめします。
まとめ
名古屋市での障害者支援に向けた助成金制度は、多くの事業者やグループにとって大変重要な機会です。障害の有無にかかわらず、すべての人が利用しやすいコミュニティを目指し、積極的にこの制度を活用していきましょう。