成田空港での新たなアートの舞台「NARITA ART RUNWAY」
成田国際空港株式会社が新たに立ち上げたアートコンペティション「NARITA ART RUNWAY」が、作品の募集を開始しました。このコンペティションは、日本の若手アーティストに向けたものであり、35歳以下のアーティストやグループを対象にしています。毎年異なるテーマで作品を募集し、選ばれた入賞者には賞金や、その後成田空港での作品展示の機会が提供されます。
日本の才能を世界へ発信
成田空港は年間を通じて多くの海外からの訪問者で賑わい、まさに日本の玄関口。ここで行われる「NARITA ART RUNWAY」コンペティションは、日本の若手アーティストにとって、自身の作品を世界に向けて発信する絶好のチャンスです。特に、2025年度の募集テーマは「キャリーケース」となっており、空港という場所ならではの視点から自由な発想で作品を制作してもらうことを期待しています。
作品の展示機会
入賞者には、大賞と佳作が用意されており、これらの作品は成田空港内での展示が実現します。毎月数百万人が訪れる空間での展示は、アーティストにとって非常に貴重な機会となるでしょう。さらに、空港に訪れた人々とアーティストとの出会いが、新たな繋がりを生むことにも繋がります。
オーディエンス賞の設置
審査は審査員によって行われますが、本コンペティションには空港来場者による「オーディエンス賞」も設置されています。この賞は、コンセプトボードを使った展示を通じて、訪れた観客の皆さんが投票し、作品を選ぶ形になります。これによって、一般の人々がアートに触れる機会が増え、アーティストにも新たなチャンスが与えられます。
コンペティションのスケジュール
作品募集は2025年5月1日から6月15日まで行われ、ファイナリストの発表は6月末に予定されています。その後、受賞者の発表が7月上旬に行われ、作品製作期間を経て、9月から11月にかけて展示が行われる予定です。皆さんも、ぜひこの機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。
代表者のメッセージ
成田国際空港の代表取締役社長、田村明比古氏は、「若いアーティストの方々に活躍していただく場を提供したい」と語っています。成田空港で新たなアートが生まれることを期待しており、これが若い才能を世界に向けて発信する一助になると考えています。
日本の文化や芸術を国境を超えて世界に届けるため、成田空港は若手アーティストに新たな舞台を提供し続けることでしょう。