シニア世代の住まい探しにみる現実
アットホーム株式会社は、65歳以上の男女を対象に、過去2年以内に賃貸物件への引越し経験がある方々を対象にした住まい探しに関する調査を実施しました。高齢者の住環境に対するニーズや、物件探しの実態が明らかになりました。
ライフスタイルの変化と引越し理由
調査結果によると、シニア世代が引越しを選ぶ理由として最も多かったのは「家賃の安い場所に移る必要があるから」で、32.0%を占めました。次いで、「一人暮らしになったから」が18.7%という結果が出ました。これは、シニア世代の経済的な制約や家族との関係が影響していると言えるでしょう。
また、家族との距離感についても興味深いデータがあり、現在の住まいと家族が住む場所の距離は「徒歩圏内」が20.7%、「車で30分以内」が23.9%とのこと。シニア世代は日常的な交流のしやすさを重要視していることが伺えます。
住まい探しの方法と課題
シニア世代の住まいの探し方については、「不動産ポータルサイトで検索」が28.3%を占め、次いで「不動産会社に直接電話・訪問」が26.1%でした。このデータから、オンラインでの探し方が一般化している中でも、対面での相談のニーズが高いことが分かります。
住まい探しでの苦労点については、「希望に合う物件が見つからなかった」という回答が最も多く、高齢者ならではの事情が影響していることが明らかになりました。特に「年齢を理由に入居を断られた」事例もあり、物件選びには多くのハードルが存在しています。
不動産会社への期待
不動産会社を選ぶ際の基準としては、「取り扱っている物件数が多い」という回答が30.1%で最も多く、シニア向けの物件を扱う会社へのニーズが高いことが示されています。シニア世代の入居実績やサポート体制にも注目が集まっているようです。
また、不動産会社との連絡手段については、「店舗で直接会って相談したい」が半数以上を占め、対面でのコミュニケーションを重視する傾向がうかがえます。
終活と防犯対策の意識
調査では、60%のシニア世代が終活を考えていることが分かりました。その背景には、遺産相続のトラブルを避けるために早めに対策しておきたいという意識があるようです。また、防犯対策も重要視されており、約5割が何らかの対策を講じていると回答しています。
防犯の具体例としては、「人感センサーをつけて常に灯りが付いていること」が評価され、居住地の安全性向上に寄与しているとされました。
結論:シニア世代の住まい探しにおける多様なニーズ
アットホームの調査は、シニア世代の住まいについての様々なニーズや実態を浮き彫りにしました。今後、高齢化社会においてこのようなニーズに適応する形での住環境の整備や不動産サービスの拡充が期待されます。シニア世代が快適に暮らすための住まい探しは、今後ますます重要なテーマとなっていくでしょう。
調査概要
- - 調査対象: 過去2年以内に賃貸物件へ引越しを経験し、主体的に物件を探した65歳以上の男女460名
- - 調査方法: インターネットによるアンケート調査
- - 調査期間: 2026年4月9日(木)~4月13日(月)
アットホームでは今後もこのような調査を通じて、シニア世代の住まいに関するリアルな情報を提供していく予定です。