エイチ・シー・ネットワークスと網屋が手を組む進化するサイバーセキュリティ市場

進化するサイバーセキュリティ市場に向けた業務提携

株式会社網屋（東京都中央区）は、著名なサイバーセキュリティプロバイダーであるエイチ・シー・ネットワークス株式会社（東京都台東区、以下「HCNET」）との業務提携を結び、両者の強みを活かして新たなサービス展開を目指します。この提携により、HCNETは自社のデータおよびネットワークセキュリティ事業に関する代理店契約を行い、顧客に対し、より一層充実したセキュリティサービスを提供できるようになります。

提携の背景

本業務提携は、サイバーセキュリティがますます重要視される中、両社が持つ専門知識と技術を結集し、サイバー攻撃から企業や組織を守るための新たな取組みの一環として位置付けられています。網屋は、サイバーセキュリティ製品やサービスの企画から販売までを一手に行っており、AI技術やクラウドネットワークを活用し、安全な社会の実現に向けた努力を惜しまない企業です。一方、HCNETは、オリックスグループに属し、高品質なICTネットワークを提供することで多くの企業に信頼されています。

この協業により、HCNETは特にデータセキュリティにおいて、自社のSIEM製品である「ALog」や、ネットワーククラウドサービス「Verona SASE」の販売を促進し、大手企業へより効率的かつ効果的なセキュリティ対策を提供することを目指します。

国内セキュリティ市場の現状

現在、国内のサイバーセキュリティ市場は、急速に拡大しています。特に、2023年にはサイバー攻撃に関連する通信パケット数が6197億にも達し、ますます深刻化するサイバー攻撃の脅威が顕在化しています。また、2030年にはIT技術者が45万人不足するという予測もあり、企業はサービスの利用や最新技術を取り入れることでセキュリティ対策を強化する必要性が迫られています。

従って、セキュリティ市場は殆どの企業にとって重要な課題となっており、2030年には2兆2000億円に達すると言われています。これを受けて、企業は積極的にサイバーセキュリティに関する投資を行い、必要な対策を講じていくことが不可欠です。

期待される成果

エイチ・シー・ネットワークスと網屋の提携は、今後のサイバーセキュリティ業界において重要な動きとなるでしょう。両社の経験と技術を持ち寄ることで、より多角的なアプローチが可能となり、顧客のニーズに応じたセキュリティサービスが提供されることが期待されます。

この提携を通じて、両社はそれぞれの強みを生かしながら、サイバーセキュリティ分野における新たな価値を創出し、企業や組織が直面する様々な課題を乗り越える手助けをすることを目指します。今後の展開に注目です。