医誠会、地域の救急医療強化を目指すクラウドファンディング成功への道

大阪市の救急医療を支援するクラウドファンディング

医療法人医誠会は、地域住民の安全を確保するために、救急車を増台するプロジェクトを立ち上げました。この取り組みは、救急車不足の問題を解決するために設計され、2024年の夏、クラウドファンディングを通じて資金集めを行っています。

プロジェクト名は「地域の救急医療を支えるため救急車を増台させてください！」で、2024年7月18日から始まりました。目標額は600万円で、8月9日時点で支援金は100万円を超えました。参加者は、医誠会国際総合病院の救急医療体制を強化するための重要な一歩を示すことになります。

医療法人医誠会の背景

医誠会は1979年に大阪市に設立されて以来、全国で病院やクリニック、介護施設などを運営しています。医誠会国際総合病院は、47の診療科を持ち、スタッフの数は1,893名に及びます。この病院は「断らない救急」「待たせない救急」を掲げ、地域に根ざした医療提供を行っています。

現在、医誠会国際総合病院はドクターカー4台、救急車2台を保有しており、これらを駆使して24時間365日体制で救急医療を行っています。救急車の出動件数は年々増加しており、令和4年度には前年より117.2%増加しました。これに対処するため、もっと多くの救急車が必要であり、このプロジェクトはその解決策を目指しています。