ケアリッツ・テクノロジーズが新たなステージへ
株式会社ケアリッツ・テクノロジーズ(以下、ケアリッツ)は、元NTTデータ先端技術の代表取締役社長である木谷強氏を顧問として迎えることを発表しました。この人事は、生成AI領域での技術力を向上させ、同社の成長を促進するための大きな一歩となります。
木谷強氏の経歴
木谷氏は、1983年に慶應義塾大学工学部電気工学科を卒業後、日本電信電話公社に入社。その後、エヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社(現・NTTデータ)へ転籍し、1991年には米国カーネギーメロン大学で自然言語処理(AI)の研究に従事しました。これにより、木谷氏は生成AIやAI技術の基礎を築くことに貢献しました。
その後、NTTデータの各部門で様々な役職を歴任し、特に技術開発の分野で重要な役割を果たしました。2018年には技術戦略担当の取締役常務執行役員として、技術革新の推進に尽力。2020年から2023年にはNTTデータ先端技術の代表取締役社長を務め、その後は常勤監査役として同社をサポートしています。また、2025年からはNTTデータ先端技術フェローとしても活動予定です。
木谷氏は、数々の受賞歴もあり、日本科学技術情報センター賞学術賞や情報処理学会坂井記念特別賞などを受賞しています。現在は日本データマネジメント・コンソーシアムの理事・副会長としても活躍しており、その豊富な経験と知識はケアリッツにとって大きな資産となります。
顧問就任の意義
木谷氏は、今回の顧問就任について「生成AIはソフトウェア開発のプロセスを大幅に効率化・自動化する技術であり、これからの3年間で『生成AIファースト』の開発プロセスがスタンダードになっていく」とコメント。このような変化に対応するための事業戦略の立案を支援していく姿勢を強調しました。特に、生成AI技術の理解と活用を通じて当社サービスの価値を向上させることが重要であると述べています。
代表取締役社長の期待
ケアリッツの代表取締役社長、古関啓氏も木谷氏の就任に際し、期待を寄せています。古関氏は「今後の事業拡大において、生成AI技術の習得と活用は極めて重要なミッションだ」と強調し、木谷氏の豊富な経験を活かし、生成AIに関する技術力を底上げする取り組みに務めていく方針を示しました。
この新たな人材の加入により、ケアリッツ・テクノロジーズは生成AIの可能性を最大限に引き出し、より一層のサービス価値の向上を図ることが期待されています。今後の展開に注目です。