ITエンジニアの「管理職離れ」実態調査
株式会社キッカケクリエイションが実施した調査によると、25〜39歳の非管理職ITエンジニア428名の中で、管理職を希望する人は全体の約半数にあたる50%である一方、実に47.5%が「管理職になりたくない」と回答しています。この調査の結果は、現代のITエンジニアのキャリアに対する意識の変化を反映していると言えるでしょう。
管理職を避ける理由とは
調査では、管理職になりたくない理由として「業務量や責任が増える割に報酬が見合わない」との回答が54.7%で最も多く、次いで「上司と部下の板挟みになるストレスが大きい」が44.8%という結果が得られました。このような結果から、エンジニアたちが管理職に対して抱く負のイメージが明確になっています。
ネガティブイメージの拡散
さらに、72.2%のエンジニアは職場での管理職へのネガティブイメージの広がりを実感しています。これは、会社全体での意識や文化がエンジニアに影響を与えていることを示唆しています。
収入の安定と技術の幅を求めるエンジニア
興味深いことに、約7割のエンジニアは「1社での昇進」よりも「副業・複業で技術の幅を広げる」ことに魅力を感じていると答えました。背後にある理由としては、収入源の分散やリスク回避が挙げられています。これは、経済的安定や自己成長を重視する傾向が強まっている証拠です。
管理職になるための条件とは
さて、もし管理職を引き受ける条件としては、27.1%が「100万円以上200万円未満の年収増」で済むという意見が多数を占めている一方で、「金額に関わらずなりたくない」という声も12.9%存在しました。年収の増加だけでなく、柔軟な働き方や報酬体系の見直しが求められています。
エンジニアの声が変わる時代
自由回答の中には「昇進のための業務内容が辛い」「もっと自由に技術に触れたい」といった意見が多く寄せられ、エンジニアたちが自身のキャリアと働き方に対して持っている価値観の変化を示しています。
このように、ITエンジニアの「管理職離れ」は単なる意欲の低下ではなく、現行の働き方や報酬体系に対する合理的な回避であることが浮き彫りになりました。これからは、組織が求める人材としての魅力を見直す必要があるでしょう。経済的な安定を求めるエンジニアたちにどうアプローチするかが、企業にとってのカギとなるのではないでしょうか。
本調査の詳細なコラムは
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