鳴門のウォーターショー
2018-09-21 19:41:06
「ワールプール」2018:鳴門市で繰り広げられる感動のウォーターショー
2018年9月16日と17日の2日間、徳島県鳴門市のボートレース鳴門で、再び「ウォーター スペクタクル “ワールプール”」が華々しく開催されました。このイベントは、噴水に映像を映し出すウォーターマッピング技術を駆使した大規模なイルミネーションイベントであり、その美しさとスケール感が毎年観客を魅了しています。特に今年は、過去最大の約28,000人が来場し、その人気の高さを裏付ける結果となりました。
今回のテーマは、鳴門海峡の渦潮を想起させる「ワールプール」です。会場には、最大幅約40m、高さ約18mの巨大なウォータースクリーンが設置され、観客は水面に映し出される幻想的な映像を目の当たりにしました。従来のウォーターショーに加え、今年はフランスから来た世界的パフォーマー、フィリップ・エマールがピエロとして出演。彼はシルク・ドゥ・ソレイユでの経歴を持ち、独自の演技で観客をワールプールの世界に引き込みました。
イベントは多種多様なパフォーマンスで構成されており、アクロバットショーや地元の阿波踊りの披露なども行われました。総勢17人のパフォーマーが出演し、映像、照明、音楽が一体となった壮大な演出が展開される中、観客は感動の渦に巻き込まれました。フィナーレは、鳴門市に深い関縁のあるベートーヴェンの「第九」による壮大なショーで締めくくられ、手拍子で盛り上がりました。
イベントの終了後、フィリップ・エマールは「お客さんとのつながりが大事」と語り、今年のショーが如何に美しく夢のようであったかを感慨深く振り返りました。今年の成功を受けて、次回の開催への期待がさらに高まっています。
ワールプールの魅力は、ウォーターマッピングが描き出す「夢」と、パフォーマーとしての現実的な演技がシンクロする点にあります。このショーは、範囲の広い文化的背景を持つ鳴門海峡の渦潮を基に、世界三大潮流に数えられるその自然現象が世界遺産として認められることを願う意味も込められています。
また、鳴門市にはドイツとの深い関係があり、第一次世界大戦時に捕虜となったドイツ兵士たちが過ごした歴史的な背景が存在します。彼らの影響で音楽や演劇が盛んに行われ、ベートーヴェンの「第九」がアジア初演されたことが、鳴門市の文化の誇りになっています。
今回のイベントは、プロデューサーの近藤貴幸が語るように、「心が一つになれるショー」を目指しており、観客が単なる観賞者ではなく、共に楽しむ存在であることを大切にしています。この想いは、ウォーターショーが鳴門市で続けられる限り、地域への愛情と責任感の表れと言えるでしょう。
この素晴らしいイベントのアフタームービーも公開予定ですので、鳴門市の公式ホームページからぜひチェックしてみてください。次回のウォーターショーに多くの期待が寄せられる中、鳴門の魅力が世界へと広がっていくことが楽しみです。
会社情報
- 会社名
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ウォーター スペクタクル “ワールプール” 2018実行委員会
- 住所
- 徳島県鳴門市撫養町大桑島字濘岩浜48-1
- 電話番号
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