製造業の業務効率化を支援するAIクラウド「図面バンク」とは
株式会社New Innovations(以下、New Innovations)と株式会社エービーケーエスエス(以下、ABKSS)は、新たにAIを活用したクラウド図面管理システム「図面バンク」の販売代理店契約を締結しました。この取り組みによって、製造業界における業務効率化と生産性向上を推進します。
背景
日本の製造業は、国内総生産の約20%を占める重要な基盤産業でありながら、最近では労働生産性の低下が深刻な課題となっています。特に、過去の図面を効率的に管理し、迅速に検索することが求められています。しかし、多くの企業は膨大な書類を管理することに多くの時間を費やしており、この生産性の低下が顕著です。
そこで、New Innovationsは製造業向けのクラウド図面管理システム「図面バンク」を開発し、これを通じて業務の効率化を図ります。「図面バンク」は、図面と関連書類を一元管理し、AIを活用して数千枚の図面から類似形状を瞬時に検索する機能を持っています。これにより、業務の手間や人件費を平均4割削減することが可能です。
「図面バンク」の特徴
「図面バンク」は、製造業のニーズに特化し、図面と見積書、技術文書、さらにはCAD・CAMファイルをクラウド上でリンクし簡単に管理できるシステムです。ユーザーはインターネット経由でアクセスでき、特定のソフトウェアをインストールする必要がなく、パソコンやタブレットのブラウザから直接利用可能です。
月額料金は税別で4.8万円から提供されており、利用を躊躇する企業にも導入しやすい価格設定となっています。
ABKSSの役割
ABKSSは、1975年に設立された会社で、様々な業界のお客さまに対してIT活用支援を提供してきました。特に製造業や建設業に特化したサポート体制を持っており、顧客のニーズに寄り添ったきめ細かいサポートが特徴です。今回の提携により、ABKSSとの協力を通じて、図面バンクの導入や運用がスムーズに行えるようになります。
代表取締役の中尾渓人氏のビジョン
New Innovationsの代表取締役CEO兼CTOの中尾渓人氏は、2018年に設立以来「人類を前に進め、人々を幸せにする」という理念のもと、新たな技術を用いたソリューションを提供してきました。彼は、AIやクラウド技術を駆使して製造業における業務の生産性向上に寄与することを目指しています。
まとめ
新しい技術の導入は、製造業の未来を左右する重要な要素です。特に「図面バンク」のようなAIを駆使したクラウドシステムは、業務の効率化と生産性の向上に大きな貢献を果たすでしょう。今後もNew Innovationsは、ABKSSと手を携え、製造業界全体の支援をしていくことでしょう。これにより、日本の製造業が抱える課題の解決へとつながることが期待されています。