地方中小企業の人材不足を解決する「リロカル」
リモートワークの普及が進む中、地方中小企業が抱える深刻な人材不足を解消する新たなサービスが登場しました。その名は「リロカル」。2018年5月にオープンしたこのサービスは、特に少子高齢化が進む日本において、雇用市場の流れを変える可能性を秘めています。
日本の求人市場の現状
日本全体として、2060年には生産年齢人口が現状の約57%に減少すると言われています(総務省発表)。この長期的なトレンドを受けて、大企業は豊富なリソースを活用し、継続的に求人広告を出すことが可能です。一方で、中小企業は限られた予算の中で、より魅力的な求人を打ち出すことに苦慮しています。特に地方の企業においては、地方特有の情報不足や不安要素から、優秀な人材が集まらないという厳しい現実があります。
副業と働き方の変革
厚生労働省が2018年1月に示した「モデル就業規則」の改定により、今後副業や兼業を認める企業が増える見込みです。この動きは、柔軟な働き方を求める求職者に新たな選択肢を提供します。特にクラウドソーシングやクラウドサービスの普及に伴い、フリーランスや副業を選択する人が増加しており、地域にとらわれない働き方が一般的になりつつあります。
「リロカル」の特徴
リロカルは、リモートワークを通じて、首都圏のプロの人材と地方の中小企業をマッチングするサービスです。これにより、中小企業は必要なスキルを持ったプロ人材を短時間で雇用することができるのです。たとえば、「今日は少し暇な夜の時間、18時から20時まで働いてみたい」というニーズに対して、フレキシブルに応えることができます。
このサービスの目的は、地方企業の求人数不足を解消し、都市のプロ人材を有効活用することで、地方経済の活性化を図ることです。また、首都圏での求職者にとっても新たな仕事の機会を提供し、双方の満足度を高めることが期待されています。
現在、リロカルはサービスリリースに向けて、プロ人材を募集中です。関心のある方は是非、問い合わせてみてください。
ネクストレベル株式会社とは
リロカルを運営するネクストレベル株式会社は、埼玉県さいたま市と宮崎県都城市でインターネットサービスやリクルートメディア事業を展開しています。東京以外での求人獲得の難しさから、地方中小企業とプロ人材をつなぐリロカル事業を立ち上げました。代表取締役の鈴木康太氏は、地方と都市を結ぶ架け橋として、この事業を展開しています。
リロカルの公式ウェブサイトは
こちらで、最新情報を随時更新しています。
このリモートワークの新しい形は、今後の雇用市場にどのような影響を与えるのか、引き続き注目が集まります。