医療法人医誠会が開催した第25回健康フォーラム
2025年11月24日、医療法人医誠会(本社:大阪府大阪市)は、NPO法人未来プロセスが主催する第25回健康フォーラム「未来医療への挑戦」と題した市民公開講座に協力しました。今回のテーマは「LIFEいのち、医療が奏でるストーリー」で、多くの参加者が集まったイベントとなりました。
健康フォーラムの内容と参加者の反応
フォーラムには現地で166名、オンラインで34名、計200名の参加者がありました。参加者の約76%が「今回が初めて」と答え、新たな参加層の取り込みに成功しました。また、アンケート調査では約89%の満足度が示され、初参加者からも「院での医療の話が分かりやすく、楽しめた」との意見が寄せられました。
第1部:医師によるリレートーク
第1部では、医誠会国際総合病院から複数の医師が登壇し、「うまれる」「育む」「守る」「つなぐ」「保つ」「先回る」といったキーワードに基づいて、日常の診療で向き合う命の大切さを語りました。各医師も独自の専門領域の話を交え、リレートークを展開することで、医療がどのようにいのちを支えているかを示しました。
例えば、産科・婦人科を担当する医師は妊娠や出産に伴う支援や情報提供の重要性について説明し、小児科の医師は難病児家庭の話を通じて「育むいのち」のテーマを深掘りしました。加えて、救急科の医師は救急医療現場の実情を紹介し、がん治療に従事する腫瘍内科医の話では、がんに取り組む精神や治療法の選択肢を参加者に理解してもらう機会を提供しました。
第2部:音楽と映像の融合
第2部では「LIFEいのち with スーパーキッズ・オーケストラ」が上演され、音楽、語り、映像を融合させた独自のパフォーマンスが行われました。参加者は初めての音楽体験を通じていのちの尊さや意味を考える機会を得たと語り、多くが演奏の力強さに感銘を受けました。音楽を通じた新たな視点が、参加者に多様な「いのち」への理解を促したのです。
関連ブースの出展
また、このフォーラムでは医誠会のさまざまな取り組みの紹介にも力を入れ、会場内には「さくらテラス」というヘルシーカフェや、都市養蜂のブースも出展され、地域と医療の関わりを意識した企画が展開されました。ブースを訪れた参加者の半数以上が何らかの情報を得るきっかけとなり、医療、食、環境に関する意識がさらに深まる場でもありました。
フォーラムの意義と今後の展望
フォーラムの最後には名誉院長が登壇し、医療が地域の皆さんと共に歩む重要性を再確認しました。医誠会は健康フォーラムや市民公開講座を通じて、地域の健康や医療についての理解を深める場を今後も提供していく予定です。医療の現場からの「いのち」についての話は、多くの人々に重要なメッセージを届け、医療と文化を結びつける大事な機会となっています。
最後に、今後の健康フォーラムについての詳細や開催情報は、NPO法人未来プロセスの公式ウェブサイトで確認できるので、ぜひチェックしてみてください。公式ウェブサイト:
未来プロセスのフォーラム情報