JSIPが沖縄に新たな拠点を設立
Japan Southeast Asia Innovation Platform(JSIP)は、2024年11月15日、沖縄に日本法人「JSIP Co., Ltd.」を設立しました。この新法人の設立は、シンガポールに本社を置くJSIPの活動をさらに強化し、日本国内においても有意義なサービスを提供するための重要な第一歩となります。代表取締役には井上慎介が就任しました。
JSIPの成り立ちとその影響力
2021年にシンガポールで創設されたJSIPは、過去3年間で30名以上のエバンジェリスト、約30社のコンソーシアム企業メンバー、さらに30社以上の地域パートナーを持つ、東南アジアにおける日系オープンイノベーションコミュニティに成長しました。これまで、ジャカルタ、バンコク、東京といった主要都市で活動を展開し、「JSIP Lounge」を基盤に年間30回以上の交流イベントを開催しています。
このような活発なネットワーキングを通じて、日本と東南アジアを繋ぐイノベーションの基盤を築いてきました。特に、活動に参加する企業やスタートアップからの問い合わせは日増しに増加し続けており、より質の高い支援を実現するために日本法人の設立が求められていました。
沖縄選択の背景
沖縄を選んだ背景には、「万国津梁」という歴史的な精神があります。これは、すべての国々を結ぶ架け橋であり、琉球王国時代には多くの国々と交易を行っていたことから来ています。この精神は、JSIPのビジョンとも重なり、日本と東南アジアを繋ぐ役割を果たすための理想的な地として沖縄が選ばれた理由です。
これからのJSIPのビジョン
今後、JSIPは以下の施策を通じて、活動をさらに広げていく予定です:
1.
東南アジアのローカルネットワーク拡充 - より多くの企業と連携し、地域の特性を活かした事業展開を助ける。
2.
日本国内でのネットワーキングイベントの定期開催 - ビジネスチャンスを生み出す新たな交流の場を提供する。
3.
地方スタートアップの東南アジア進出支援 - 地方発の革新的なビジネスを国際市場へ橋渡しする。
4.
双方向のエコシステム活性化の促進 - 各国のイノベーターとの情報交換や支援を強化する。
共創のメッセージ
JSIPは共創を目指しており、東南アジアのスタートアップと共に新たな事業を展開したい企業や、地方自治体、支援者、スタートアップの参加を呼びかけています。また、日本市場に展開を考えているローカルVCやスタートアップの参画も歓迎しています。JSIPを通じて、日本と東南アジアのイノベーターが一層活発に交流していくことを願っています。
お問い合わせ
日本法人の拠点は沖縄県沖縄市中央1丁目7-8に位置し、コザスタートアップ商店街にあります。井上慎介が担当者として、問い合わせは以下のメールアドレスへお願いします:
[email protected]。公式ウェブサイトもぜひご覧ください:
JSIP公式サイト