エシカル消費者をターゲットにする！勉強会開催レポート

エシカル消費者層ターゲットの勉強会を開催！

2023年12月13日（金）、一般社団法人日本優良ビルダー普及協会（JGBA）による勉強会が、東京都にある日本エムテクス株式会社と福岡県のFANFARE Inc.の共同主催で開催されました。この勉強会は、エシカル消費者層に向けた新たなターゲティング方法を学ぶ貴重な機会となりました。

このイベントには、JGBA会員・非会員合わせて25名が参加し、リアルとオンラインの両方で行われました。参加者は、業界の現状や課題に対して具体的な解決策を探るため、熱心に講義に耳を傾けました。

アップサイクルの重要性を学ぶ

第1部では、日本エムテクス株式会社の代表取締役である三浦征也氏が、自社のアップサイクル製品を紹介しました。彼は、卵の殻やデニム工場から出る端材を利用して、サステナブルな建材やインテリア製品を製造している事例を挙げました。アップサイクル製品をマーケットに普及させるためには、エシカル消費者層のニーズを理解し、彼らに響くPR戦略が不可欠だと強調しました。

具体的には、SNSやメディアを活用し、製品の特長や社会への貢献を伝える手法が紹介されました。三浦氏は、エシカル消費者層が求める価値観を汲み取ることが、企業価値を上げる第一歩であるとも述べました。

業界課題と中長期的な解決策

第2部では、FANFARE Inc.の梶原清悟氏が講演を行い、現在の住宅業界が抱える課題について詳述しました。特に、新築住宅の着工戸数の減少や国産材の活用の重要性が指摘され、彼は中規模木造建築の存在意義を語りました。建築業界が抱える課題を乗り越えるためには、持続可能な素材の使用が鍵となると彼は言います。

また、'中規模木造建築のメリット'についても具体例を挙げながら解説し、地域密着型の建設事業者にとって中規模木造建築が持つ可能性について参加者に示しました。こうした知見を持つことで、工務店やビルダーの戦略的な選択肢が広がると期待されます。

参加者の声

セミナー終了後に設けられた交流会では、参加者同士が積極的に意見交換を行いました。参加者からは、「未来の工務店の戦略を学べた」、「中規模木造によるでの地域貢献をお客様に伝えたい」といった声が寄せられました。これらのフィードバックからも、勉強会の内容が彼らの意識に変化をもたらしたことが伺えます。

2025年の住宅経営戦略フォーラム決定

さらに、JGBAは2025年1月23日（木）に新春恒例の「住宅経営戦略フォーラム」の開催を決定しました。テーマは「住宅業界インフレ対応！～激動する市場変化に適応し、デフレ脳から脱却せよ！～」となります。

このフォーラムでは、JGBAの役員たちが集まり、各社の成功事例を交えながら、業界で直面するさまざまな課題に対する具体的な解決策を提案します。また、懇親会も開催される予定で、参加者同士のネットワーキングの場としても期待されています。

詳細や参加申込みは、JGBAのイベントページをご覧ください。今後もJGBAでは、持続可能な建設業界を目指し、様々なセミナーやイベントを通じて、知識の共有と業界活性化に努めていきます。

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