アートで伝統を再生
2025-10-10 18:05:38

駿府博物館で立体切り絵と下駄アートのコラボ展開催

駿府博物館に集結するアートの融合



静岡県静岡市に位置する駿府博物館では、2025年10月25日から2026年1月12日までの期間、特別展「Love Art Peace~きらめく立体切り絵とアートGETA」が開催されます。この展覧会では、立体切り絵のアーティスト濱直史さんと、塗り下駄アートの鈴木千恵さんによる共同制作の作品「共存共栄」が発表され、伝統文化と現代アートが見事に融合します。

アートによる愛と平和のメッセージ



「Love Art Peace」というタイトルには、アートを通じて愛や平和というテーマについて考える機会を提供するという意図が込められています。

濱直史さんの立体切り絵



濱直史さんは、約13年間にわたり「立体切り絵」という独特な技法を追求してきました。彼の作品は、紙を切り取った後に丁寧に折り上げることで、光と影を巧みに使い、驚くほどの立体感を生み出します。また、音楽活動を行っていた経験が、彼の作品にも独自の視点をもたらしています。濱さんの作品の一つ「折り鶴~源氏車」は、観る者に新たな驚きを持って迫ります。

鈴木千恵さんの下駄アート



鈴木千恵さんは、日本の伝統的な下駄を新たな「キャンバス」として、現代的なデザインを施すアーティストです。彼女の作品では、下駄に大胆なデザインや立体的な装飾が施され、伝統を守りつつ現代の感覚にマッチした美しさを表現しています。彼女の代表作「シンデレラ」は、「履けるアート」としても多くの注目を集めています。

初の共同制作「共存共栄」の魅力



この展覧会では、濱直史さんと鈴木千恵さんが初めてコラボレーションした作品「共存共栄」が展示されます。異なるスタイルを持つ二人のアーティストが互いに影響を与え合いながら制作したこの作品は、切り絵と下駄デザインが見事に調和し、まさに新たなアートの誕生を感じさせます。

地域に開かれた美術館を目指して



駿府博物館は、「美術に初めて触れる方でも気軽に訪れられる展覧会」を目指しています。この特別展は、アートファンだけでなく、ものづくりやデザインに興味がある方々、さらに現代社会における人間の創造性を体験したい方にとって記憶に残る時間を提供することでしょう。

展覧会の詳細



  • - 展覧会名: 企画展「Love Art Peace~きらめく立体切り絵とアートGETA」
  • - 会期: 2025年10月25日(土)~2026年1月12日(月・祝)
  • - 休館日: 月曜日(祝日や振替休日は開館、翌日休館)、12月22日から2026年1月3日は冬季休館
  • - 開館時間: 午前10時から午後5時まで(最終入館は午後4時半まで)
  • - 会場: 駿府博物館
  • - 観覧料: 高校生以上800円

関連イベント


1. 濱直史ギャラリートーク
日時: 10月26日(日)11:00~11:30
参加費: 無料(要入館料、事前申込不要)
2. SBS学苑講座濱直史の立体切り絵の世界~「鶴」を創る~
日時: 10月26日(日)13:30~15:30
申込: お電話または専用URLから
TEL: 054-282-1191 (SBS学苑静岡校)
URL: SBS学苑講座申込


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会社名
株式会社静岡新聞社
住所
静岡県静岡市駿河区登呂3-1-1
電話番号

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