銀座・和光で開催される「ギメル展」は秋の美しさを描く

銀座・和光で楽しむ「ギメル展」

和光にて、創立50周年を迎えるジュエリーブランド「ギメル」の魅力を堪能できる特別展「ギメル展」が開催中です。この展覧会は、9月12日から18日まで、セイコーハウス6階のセイコーハウスホールにて行われます。

現代の日本ジュエリーの美

ギメルは、この10年間にわたり和光で常設販売を行っており、その独自のアートとしてのジュエリー作品が注目を集めています。今回は「豊穣の秋」をテーマにした新作が発表され、視覚を超えた体験が訪れる人々を待っています。

特に注目すべきは、ブリオレットカットのイエローダイヤモンドが煌めく稲穂を形どったブローチ。この作品は、黄金色の秋の風景をダイナミックに表現しています。その他にも、赤やオレンジの楓のブローチや、秋の音楽会を連想させるコンダクターとバイオリン奏者のブローチなど、多彩なデザインが揃っています。

日本のジュエリーの進化

日本のジュエリーは、その「繊細さ」と「緻密さ」が特徴です。特にギメルの作品は、アートと工芸が融合した美しいデザインが魅力で、心を奪う輝きを持っています。ギメルでは、一人の職人が最初から最後まで全ての作業を行うため、一つ一つのジュエリーに特別な価値が込められています。

ギメルは、2003年に芦屋市の自然豊かな場所にアトリエを設立し、自然の厳かさを表現した作品作りに精を出してきました。ブランド創立者の穐原かおるさんは、1972年の渡米後にGIAで宝飾デザインを学び、その後ジュエリーの製作を開始しました。

10年後には西洋の宝飾技術と日本の美の融合を目指すようになり、「バーゼルワールド」展への出展をきっかけに、世界的にその認知が広まりました。サザビーズからも「革新的で影響力のあるジュエラー」として評価されています。