にしおかすみこが新著『ポンコツ一家2年目』刊行記念サイン会を開催
2024年に出版されるにしおかすみこの新刊『ポンコツ一家2年目』の刊行を祝うサイン会が、9月24日に新宿のブックファーストで行われました。この日は、にしおか自身の独特なキャラクターで会場を盛り上げました。
一発屋から家族のリアルな話へ
お笑い芸人として2007年にブレイクしたにしおかすみこ氏。特に「エンタの神様」での王様キャラが印象的です。しかし、近年ではお笑いだけでなく、家族との生活をテーマにしたエッセイを書き続けており、その最新作が『ポンコツ一家2年目』です。
初版からわずか数ヶ月で重版が決まり、すでに数多くの読者からの支持を集めています。
会場の雰囲気が和やかに
サイン会では、観客の笑いを誘う乾杯のような形式でスタートし、にしおかは場の雰囲気を一気に和ませました。記者の「“アーーー”ください」との声に、何度も叫びを返すその姿は、多くのファンの心を捉えました。
様々な家族との葛藤
彼女の著書には、81歳の母と48歳のダウン症の姉、82歳の酔っ払いの父との日々が描かれています。「私たちは同じ屋根の下で生活しながら、色々な問題を抱えつつも毎日元気に過ごしています」と語ります。特に母の認知症に関しては、いつも葛藤が伴うそうです。
「どうやって家族の情報を扱うのか、常に悩みながら書いています。私が書くことで家族が困ったりしないように、誠実でいたいと思っています。」と、真剣に語るにしおか。家族との関係性が、彼女の作品の根底に流れていることがわかります。
さらなる夢を語る
今後の目標についても尋ねると、にしおかは「まずは3冊目を書きたい」と答え、その後の夢にドラマ化や映画化の可能性を挙げました。「三谷幸喜さんや宮藤官九郎さんが手掛けてくれたら一番嬉しいです」と笑顔を見せました。
終始暖かな空気に包まれたサイン会
サイン会は10代から60代までの多様なファンが駆けつけ、みんなが楽しむ温かい雰囲気で満ちていました。「家族に悩む方や疲れている方が、少しでも笑って休める存在になれたら嬉しい」と語るにしおかの姿には、彼女自身の優しさが感じられました。
書籍情報
- - 書名:ポンコツ一家2年目
- - 著者:にしおか すみこ
- - 発行:講談社
- - 発売日:2024年9月20日
- - 定価:1,650円(税込)
この新刊は、家族の日々のリアルを豊かに描き出しています。ぜひ手に取って、その魅力を感じて欲しいです。