PIGMENTARIUM:ニッチフレグランスの新星が日本に登場
株式会社モリヤマが、チェコの独立系フレグランスブランド「PIGMENTARIUM(ピグメンタリウム)」の日本における販売代理店として契約を結びました。この契約により、好評を博するPIGMENTARIUMのフレグランスが日本国内で楽しめるようになります。直営店を中心に拡がる展開が期待されています。
PIGMENTARIUMとは?
PIGMENTARIUMは、2018年にクリエイターであるトマーシュ・リックによって設立されたブランドです。同ブランドは、チェコの歴史や文化、アヴァンギャルドな運動から強いインスピレーションを受け、芸術的価値の高いフレグランスを発表しています。香水業界やファッション、アートの世界からも高い評価を受け、今、一際注目を集めています。
日本市場への導入は、9月5日にエディット天神店で先行発売が開始された後、10月8日から新宿伊勢丹で開催される「サロンドパルファン」にて正式に紹介されます。以降はEDIT(h)の直営店を中心に展開する計画です。
ブランディングと品質
PIGMENTARIUMの香水は、最上級のエッセンシャルオイルと天然原料を使用して製造され、豊かな香りの変化が楽しめます。数時間から数日かけてゆっくりと変わりゆく香りは、一人ひとりの体温や肌の状態によって、個々の表情を見せるのも特徴です。また、すべての製品はチェコの職人によって手作業で仕上げられ、サステナビリティを重視したものづくりが行われています。
透明性と地域貢献
PIGMENTARIUMは、「透明性」を重んじ、製造過程や原料の調達に至るまで、消費者に情報を明確に共有することに力を入れています。地元の企業との強力な連携を通じて、持続可能な成長を支援する姿勢にも感心させられます。
フレグランスラインナップ
PIGMENTARIUMの香水ラインナップには、全8種が揃います。各香水は、チェコ文化や歴史に基づき、独特のストーリーや体験を伝えます。例えば、最初の香水「AD LIBITUM(アド・リビトゥム)」は、1920年代プラハの機能主義建築からインスパイアされ、現代の香水に新たな解釈を与えています。
それぞれの香水の一部を見てみましょう:
映画監督グスタフ・マハティの名作からインスパイアされた魅惑的な雰囲気の香り。
オリエンタルなアクセントが特徴の独特な香り。
暖かい夏の日のエネルギーを感じさせるフレッシュなシトラスの香り。
各香水は、50mLと10mLの2サイズ展開で販売されており、特にセット販売としてディスカバリーセット(全8種×2mL)の提供も行っています。価格もお手頃に設定されているため、新たな香りの世界を気軽に体験できます。
日本市場への期待
モリヤマ社の代表、葛和建太郎は、PIGMENTARIUMが日本市場に適している理由を述べています。「日本人にとって、香水にアニマリックさを求めることは挑戦的ですが、PIGMENTARIUMはその点で新しい体験を提供してくれる」とのことです。これにより、香水の奥深さを求める日本の消費者にとって、より魅力的な選択肢となることでしょう。
PIGMENTARIUMの香りは、新たな試みにさまざまな可能性を与え、ユーザーに豊かな香りの体験を提供してくれると期待されています。彼らの製品が日本の香水市場でどのように展開していくのか、今後の状況にも目が離せません。ぜひ、新しい香りの冒険をお楽しみください。