フードロス問題を解決する新技術『過熱蒸煎機』が登場！

フードロス問題とその解決策

近年、フードロスの問題が注目されています。特に、日本国内での食品ロス量は2019年時点で推計570万トンを超えています。これは、捨てられてしまう食材の中でも、可食部だけでなく、野菜の皮や芯などの「かくれフードロス」が大部分を占めていることが理由です。

農林水産省によると、不可食部分を含む食品由来の廃棄物は2531万トンにも達するとのこと。この数値は、可食部分の廃棄量のおよそ4〜5倍にあたります。さらに、果物や野菜の規格外品なども加えると、その量は膨大です。このような隠れたフードロスをスムーズにアップサイクルする手段が待たれています。

問題の原因

ここまでのフードロス問題に対し、これまでの技術では不可食部をアップサイクルする手法が確立されていませんでした。従来の乾燥方法は高コストで、時間もかかり、大規模な生産体制を整えなければならないため、手が出しにくいのが現状です。

その中で、ASTRA FOOD PLANが登場させたのが新たな食品加工機『過熱蒸煎機』です。これにより、不可食部分や飲料の原料廃棄物などを、より経済的かつ効率的に価値ある食材へと変えることが可能になります。

『過熱蒸煎機』の特長

『過熱蒸煎機』の特長は以下の3点に集約されます。
1. 風味と栄養価の保護：数百度の高温スチームを利用し、食材の酸化を防ぎ風味と栄養を守ります。過熱することで、むしろ旨味成分が増加することもあるんです。
2. 低コストで高効率：新たなボイラーレスの方式によって、エネルギー効率が向上。これにより、生産コストが削減され、高い生産効率を実現しました。
3. スピーディーな処理：5〜10秒という短時間で加熱することで、食材を傷めることなく、しっかりと殺菌も行います。これにより、安全で新鮮な食品加工が実現します。