オリコとアルプス中央信用金庫が新たな融資商品を提供
株式会社オリエントコーポレーション(以下オリコ)は、長野県伊那市に本拠地を置くアルプス中央信用金庫と提携し、2025年6月9日より「事業性小口ローン」の取り扱いを開始することが発表されました。この新しいローンは、法人および個人事業主を対象に、運転資金や設備資金を調達したい方に向けたものです。
事業性小口ローンの特徴
この融資商品は、決算書を提出することなく申し込むことができるため、特にビジネスを始めたばかりの法人や小規模な事業者にとってもアクセス可能なサービスとなっています。金利や審査基準は、これから発表される詳細に依存しますが、オリコの長年の経験とノウハウが活かされています。
対象者と融資内容
事業性小口ローンの対象となるのは、年商5億円以下の中小企業及び個人事業主。特に、個人事業主の場合は、申込時に75歳以下である必要があります。また、申込者はアルプス中央信用金庫の指定条件を満たし、オリコからの保証を受けることが求められます。
資金の使途
このローンの資金は、運転資金や設備投資に使用されることが予期されますが、プロパー借入や保証協会を通じた公的な借入の借換えには利用できませんので、注意が必要です。資金の融資金額は最大500万円で、融資期間は最長で5年となっています。
オリコの役割と今後の展開
オリコは1983年に金融機関との提携を始め、これまで多くの個人向け融資の保証業務を展開してきました。近年、この事業モデルを通じて得た知見を活かし、今後も金融機関との連携を強化することで、より多くの顧客に対して満足のいく商品やサービスを提供していく方針です。加えて、事業者にとって便利な融資商品のリリースは、経済全体における事業活動の後押しとなることが期待されています。
まとめ
この新たな事業性小口ローンは、特に創業したばかりの事業主や中小企業にとって資金調達の幅を広げる重要な手段となるでしょう。これからのオリコとアルプス中央信用金庫の提携により、多様な金融サービスが利便性を高めることに寄与することが期待されます。