横浜市、シニア世代を支援する「よこはまポジティブエイジング」
大阪ではあまり聞かない「よこはまポジティブエイジング」という新しい取り組みが、2025年度後期に向けて横浜市でスタートしようとしています。このプロジェクトは、65歳以上の高齢者が地域社会に積極的に関与することを促進し、地域の課題解決や産業振興に寄与することを目指しています。これまでの実績を踏まえ、新たに青葉区、中区、港南区、戸塚区の4区を追加し、合計7区での活動を展開します。
シニアのための就労的活動支援とは?
「就労的活動支援」とは、高齢者が無償または有償でボランティアや業務活動に従事することで、社会の一員としての役割を果たし、生きがいを持てるようサポートする事業です。このプロジェクトでは、高齢者が地域の企業や団体と連携し、それぞれの特性や希望に応じて活動を行うことができます。
参加者は、提供される基礎講座を通じて活動の趣旨や流れを学び、その後地域の企業・団体で実際に活動する機会を得ます。このような取り組みにより、新たな仲間を得たり、コミュニティとのつながりを深めたりすることが可能です。
基礎講座の具体的な内容
2025年度後期には、福祉保健研修交流センター ウイリング横浜で実施される基礎講座が予定されています。全3回のこの講座では、以下のようなテーマが設定されています。
- - 1回目(1月20日): 「社会的孤立にご用心!地域につながり輝くシニアを目指そう」
講師: 相良 友哉(東京都健康長寿医療センター研究所研究員)
- - 2回目(1月27日): 「地域でいきいきコミュニケーション」
講師: 東 浩司(株式会社ソラーレ代表)
- - 3回目(2月10日): 「地域デビューと仲間づくりの事始め」
講師: 治田 友香(関内イノベーションイニシアティブ㈱執行役員)
これらの講座を受講することで、参加者は地域での活動への備えが整います。
個別相談とスキルマッチング
講座と並行して、参加者は個別相談を受けることができます。ここでは、各自の経験や資格、望む活動について話し合い、地域への関心を高める手助けが行われます。さらに、希望する活動に合わせた企業や団体とのスキルマッチングも行われ、それによって新たな活動先が提供されます。
健康維持と豊かな地域社会へ
「よこはまポジティブエイジング」は、シニアが地域とつながることで新しい生きがいを見つけ、健康的な生活を送ることを目指しています。また、地域全体の活性化にも寄与することが期待されています。さらに、国の政策に基づき、将来的には全国的な取り組みへと拡大する可能性も示唆されています。
この記事を通じて、高齢者が活躍できる横浜市の取り組みに興味を持っていただけたら幸いです。詳細については、関内イノベーションイニシアティブのウェブサイトをご覧ください。
連絡先
関内イノベーションイニシアティブ株式会社
「よこはまポジティブエイジング事業」担当:関尾、治田
電話: 045-274-8701
E-mail:
[email protected]
地域活動への参加を通じて、より豊かな人生を送る一助となることを願っています。