日本酒と伝統料理の新しい出会いを提案するAIソムリエ

アジア最大級食品展示会での新試み

2025年3月、東京ビッグサイトで開催されるアジア最大規模の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN 2025」に、SCENTMATIC株式会社が開発したソムリエAI「KAORIUM for Sake & Wine」が登場します。このAIは、嗅覚のデジタライゼーションを通じて、新しい顧客体験を提供し、来場者に日本酒と世界の伝統料理のペアリングをご提案します。

FOODEX JAPANとは？

「FOODEX JAPAN」は、約90の国と地域から80,000人以上の来場者を迎え、食品業界のトレンドや新製品を紹介する場として1976年から毎年開催されています。今年で50回目を迎えるこのイベントでは、世界74カ国から2,930社が出展することが見込まれており、来場者数は72,151名に達する予定です。国内外のバイヤーが集まり、ビジネス拡大の機会となる特別な場となっています。

日本酒の新たな魅力を引き出す

「FOODEX JAPAN」の中の「SAKE JAPAN」ブースでは、日本酒の消費促進と新たな販路開拓を目指して全国の酒蔵が集まります。ソムリエAI「KAORIUM」では、ユネスコの無形文化遺産として認識されている日本酒と、世界各国の伝統料理を組み合わせた新しいペアリングを提案します。このAIは、来場者の好みに合わせて日本酒を推奨し、料理との相性を示します。

言葉で表現する日本酒の風味

日本酒の味わいは口にするだけでは伝えにくく、実際の勘所や香りを言葉で視覚化することが大きな課題でした。しかし、KAORIUMはその課題を克服します。AIは膨大なデータを元に、風味や特徴を視覚的に表現し、初心者でも日本酒の魅力を楽しめるように導きます。英語や中国語にも対応しており、海外バイヤーからも多くの関心を寄せられています。