愛知県立杏和高等学校での起業家教育出前授業
最近、メタバース教育スタートアップの株式会社ゲシピが、愛知県立杏和高等学校での出前授業を行いました。このプログラムは、独立行政法人中小企業基盤整備機構が推進する「令和7年度 起業家教育出前授業実施支援」の一環として実施され、多くの生徒に起業家精神を育む機会を提供しました。
中小機構の起業家教育事業とは?
中小企業基盤整備機構は、若年層の起業家育成を目的として高校などで行う起業家教育の支援を行っています。「起業家教育プログラム実施支援」と「起業家教育出前授業実施支援」という2つの主要なメニューを通じて、教育機関がビジネスの基礎を学ぶ機会を得ることができます。これは、次世代のリーダーや革新を生む起業家を育てるための重要な取り組みであると言えます。
ゲシピ株式会社のミッション
ゲシピは、「eスポーツで一人ひとりの可能性が広がる教育機会を」というミッションのもと、教育の新しい形を追求しています。代表の真鍋拓也氏は自身の学生時代からの経験を振り返り、どのように進路を選び、起業のアイデアを発見して事業化したのかを生徒たちに伝えました。この授業を通じて、高校生に対しては「焦らずに自分の興味を基に進路を考えることができる」と示すことが重要でした。このアプローチは、日常の課題解決から起業を考えるきっかけとなることを目指しています。
受講生の反響と今後の展望
出前授業に参加した愛知県立杏和高等学校の生徒たちは、「自分の興味を大切にしながら進路を考える楽しさ」や、「様々な視点からビジネスのアイデアを考えることができること」に気付くきっかけとなったようです。これを通じて、真鍋氏は「個々の興味に気づくことで、自分自身の可能性が広がる未来を目指してほしい」と語っています。
eスポーツ英会話®とは
もう一つの注目すべき取り組みは、「eスポーツ英会話®」というプログラムです。このサービスは、ゲームの世界を舞台にしたオンライン英語コミュニケーションレッスンであり、英語を使用することへの自信を高めることを目的としています。30万回以上の受講実績があるこのプログラムは、学びの新しい形として地域の教育ニーズに応えています。また、埼玉県久喜市での実証実験では、地域クラブ活動にeスポーツ英会話を取り入れる取組みも進行中です。
ゲシピへの期待
ゲシピ株式会社は、教育の選択肢を広げ、より多くの人が主体的に生きる世界を実現することを目指しています。eスポーツやメタバースを活用して、学びを楽しく、且つ理解しやすいものにすることで、一人ひとりが持つポテンシャルを引き出す手助けをしています。今後もその活動が特に注目されることでしょう。
ゲシピの取り組みが、今後どのように教育現場に定着し、成長していくのか、期待が高まります。