光る君へラッピング電車が嵐山に登場!
京福電気鉄道株式会社が、2024年9月21日(土)から2025年1月中旬までの期間、特別なラッピング電車を運行します。この電車は、大河ドラマ「光る君へ」の主人公、紫式部が執筆した文学作品「源氏物語」ゆかりの地、嵐山を巡る特別な移動手段です。無論、平安時代の貴族文化を感じられるスポットが多彩に存在する嵐山は、このラッピング電車の運行が非常に楽しみな場所となります。
ラッピング電車の運行詳細
運行されるラッピング電車は、嵐電の嵐山線(嵐山本線・北野線)を走りますが、運行日は通常のダイヤに組み込まれた不定期運行ですので、運行しない日もある点に留意が必要です。運行開始を祝うイベントも開催され、嵐電嵐山駅やその付近が賑やかになります。
開始イベントの内容
- - 日時: 2024年9月21日(土)
- - 場所: 嵐電嵐山駅、嵐山駅ビル屋上テラス、嵐山温泉「駅の足湯」
イベントでは、ラッピング電車とともに、出演者の全身パネルが車両内に展示され、嵐山の各地から観光PRも行われます。さらに、「源氏物語」にも登場する秋の花「フジバカマ」の展示も行われ、地域の伝統を体感できるプログラムが用意されています。
フジバカマの展示
さらに、嵐山駅ビルの屋上テラスでは原種フジバカマの展示が行われ、足湯で使用されるフジバカマを使用した「フジバカマ湯」がお楽しみいただけます。フジバカマは平安時代にも利用された花で、今でも多くの市民団体が育成・保護活動に取り組んでいます。
フジバカマプロジェクト
このプロジェクトは学校法人立命館と京福電気鉄道の協力によって進められ、2020年に連携協定が結ばれました。地域の方々の協力を得て育成されているフジバカマは、10月に見ごろを迎え、多くの渡り蝶「アサギマダラ」も飛来します。
嵐山の魅力
野宮神社
源氏物語の名場面でも知られるこの場所は、光源氏の愛人との別れのストーリーが描かれています。自然豊かな竹藪に囲まれ、平安時代の清浄な雰囲気を味わうことができます。
嵯峨嵐山文華館
百人一首を撰んだ藤原定家にちなんだこのミュージアムでは、数多くの江戸時代の名画を鑑賞することができます。紫式部の資料も展示されるなど、文学愛好者にもたまらないスポットです。
その他の名所
また、清凉寺や大覚寺、車折神社など、源氏物語と深く結びついた歴史的な場所が点在しており、どの場所も訪問することで平安時代の文化を感じることができるでしょう。
この特別なラッピング電車と、関連するイベントを通して、嵐山の魅力を再発見し、源氏物語の深い世界に触れ合う機会を楽しんでみてはいかがでしょうか。