2024年版「住みここちランキング」発表
大東建託株式会社が実施した本調査において、「街の住みここちランキング2024」が発表されました。この調査は、全国での居住満足度を点数化し、その結果から住みたい街や住みここちのランキングを作成しています。
住みここちランキングの特色
調査は、居住者からの評価を点数化しました。各自が住んでいる地域について「大変満足している」「満足している」「どちらでもない」「不満である」「大変不満である」といった選択肢で答え、その平均スコアに基づいて順位が決まります。評価は最大100点から0点まで設定され、これをもとに偏差値が算出されます。
トップ3の結果
1位:北海道上川郡東川町
昨年の10位から飛躍的に順位を上げ、見事1位に輝きました。この町は全国でも珍しい上水道がない自治体であり、全ての家庭が地下水を利用しています。また、景観条例が整備され、子育てや起業に力を入れた町づくりが評価を得ています。居住者は「自然が豊かで、子育てしやすい環境」とコメントしています。
2位:東京都中央区
銀座や日本橋など全国的に知られた商業中心地を有し、交通利便性に優れたこのエリアも高評価です。多くの住民が「公共交通機関の充実度」と「住みやすさ」をポイントに挙げています。
3位:兵庫県芦屋市
関西の高級住宅地として知られる芦屋市は、住民の環境保全への意識が高いことで名を馳せています。商業施設も整っており、大阪や神戸へのアクセスも便利です。居住者からは「自然に恵まれた美しい街」と評されています。
データの背景と調査方法
調査は、過去のデータをもとに70以上の因子を評価し、そのすべてを組み合わせてランキングが作成されました。結果として、2020年から2023年までの回答者数は842,238名にものぼります。
その他の注目点
- - 住みたい街ランキングでは、福岡市が5年連続で1位を保持し、住みやすさやコストパフォーマンスの高さが支持されています。
- - 上昇した自治体としては、東京都世田谷区と神奈川県鎌倉市が昨年から順位を大幅に上げました。
このように、居住環境における評価が変化していることが明らかとなり、今後の街づくりや移住を考える上での参考となります。常に変化する住環境を踏まえ、今後も注目していきたいです。