気候変動へ対応するクーリングシェルター協定を締結したエフアンドエフ社の取り組み

株式会社エフアンドエフ、栃木県内3市とクーリングシェルター協定を締結

近年、気候変動の影響が顕著になり、私たちの生活環境も大きく変化しています。そんな中、調剤薬局を運営する株式会社エフアンドエフは、栃木県内の佐野市、足利市、栃木市の3市と、気候変動適応法に基づくクーリングシェルターに関する協定を結ぶことになりました。2024年6月3日までにこの協定が正式に締結される予定です。

この取り組みは、地域全体が協力して気候変動による影響を和らげることを目的としており、同社の薬局店舗のうち佐野市の8店舗、足利市の5店舗、栃木市の3店舗が、暑熱避難施設として指定されることになります。これにより、地域住民は暑さによる健康リスクを軽減できるようになります。

クーリングシェルターとは

クーリングシェルターは、市町村が特定の条件を満たす施設（公民館や図書館など）を指定し、暑さに対する避難場所として利用できるようにするものです。冷房設備を備えたこれらの施設は、誰でも休息や避難ができる環境を提供します。

この仕組みは、特に厳しい夏の暑さや異常気象時において、多くの人々が安全に避難できる場を提供する重要な役割を果たします。エフアンドエフの薬局もその一環として、多くの地域の人々にこのサービスを提供し、自らの社会的責任を果たそうとしています。

地域への周知活動

株式会社エフアンドエフでは、クーリングシェルターの存在を地域住民に広く知ってもらうために、独自ののぼりを制作して薬局前に掲示する計画があります。こののぼりには、「よらっせ」という北関東の方言が使われており、「よってらっしゃい」という意味が込められています。地域の方々が気軽に立ち寄れるような親しみやすい呼びかけが特色です。

会社概要

株式会社エフアンドエフは、1990年に設立された企業で、栃木県佐野市に本社を構えています。代表取締役の藤川欣洋氏のもと、46店舗を展開していることから、多くの地域で調剤薬局としての役割を果たしています。

事業内容には、処方箋による医療用医薬品の調剤や訪問薬剤管理指導事業に加え、医療施設の企画・出店、医療コンサルティングも含まれています。地域に根ざした企業として、今後も様々な取り組みを通じて社会貢献を果たしていくことでしょう。