「シン・ゴジラ」4K版の魅力
2017-03-17 10:00:21

制作スタッフが教える「シン・ゴジラ」4K Ultra HD Blu-rayの魅力とは

「シン・ゴジラ」4K Ultra HD Blu-ray版がついに発売!



昨年夏に公開された「シン・ゴジラ」は、驚くべき興行収入82.5億円を記録しました。この映画のBlu-ray版が3月22日に発売されることが決まり、ファンからの期待が高まっています。特に注目されているのが「シン・ゴジラ Blu-ray特別版4K Ultra HD Blu-ray同梱4枚組」で、このパッケージには最新の4K対応ブルーレイ規格のディスクが同封されています。パナソニック映像がその製作を手掛けており、関係者に4K版の魅力や制作の裏話を伺いました。

カラーグレーディングの秘密



最初にお話を伺ったのは、映画版でカラーグレーディングを担当した株式会社ピクチャーエレメントの齋藤精二氏です。彼は「カラーグレーディング」とは、色を使って作品の「世界観」を構築する重要な作業であると説明します。具体例を挙げると、「昭和の雰囲気」や「近未来の風景」といった異なる感覚を視覚的に表現するということです。

今回の監督からの指示



齋藤氏によれば、今回の「シン・ゴジラ」で求められたのは、現代の日本にゴジラが現れた際の「ライブ感」だといいます。色々なカメラを使って撮影したため、色が統一されていない部分もありましたが、これは狙いであったとのこと。実際、観客がゴジラを見上げて驚く瞬間を、カメラが激しく揺れ動くことで表現する意図があったのです。

4K Ultra HD Blu-rayの魅力



Ultra HD Blu-ray版では、映像制作において大きな違いがあると齋藤氏は語ります。本来であれば、撮影段階から4K仕様で行う必要がありますが、今回は2K-DCIから4K-HDRへのアップコンバートが行われています。「与えられたスペック内で、どう作品の良さを引き出すかが重要でした」と彼は続けます。

おすすめシーン



特におすすめのシーンとして、夜のゴジラのシーンを挙げました。ここでは、色の質感が非常に重要であり、ゴジラの光線の表現は、監督が特にこだわったポイントだそうです。4KHDR化により、劇場版に近い印象の色が再現でき、より迫力のある映像体験が提供されています。

オーサリング担当者の見解



次にお話を伺ったのは、オーサリングを担当したパナソニックAVCディスクサービスの白木健一氏です。彼によると、Blu-rayからUltra HD Blu-rayへと進化したことで、大きな変化がありました。その一つは、圧縮方式の変更と色の再現性が向上した点です。また、音声に関しても3.1chや2.0chが含まれており、視聴体験を一層豊かにしています。特に推奨するシーンとして、チャプター15から18までのゴジラの戦闘シーンを挙げ、暗い背景とのコントラストが際立つと絶賛しました。

技術的な挑戦



最後に、4K HDR化を担当したパナソニック映像の石黒一哉氏の声も紹介します。彼は、シーンごとに異なる画作りを求められることが多く、今回も20~30パターンを提案したと言います。

まとめ



待望の「シン・ゴジラ」Blu-ray特別版は、見逃せないアイテムです。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。様々な視点からの制作秘話を通じて、新たな視覚体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。公式サイトでは、さらなる詳細情報が公開されています。

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商品情報


  • - 製品名:シン・ゴジラ Blu-ray特別版4K Ultra HD Blu-ray同梱4枚組
  • - メーカー希望小売価格:8,800円+税
  • - 品番:TBR27002D

各ディスクに本編や特典映像が収録されており、特に特典ディスクにはメイキングや未使用テイク集が満載です。

会社情報

会社名
パナソニック映像株式会社
住所
大阪府大阪市都島区東野田町2丁目4番20号三井住友銀行京阪京橋ビル8階
電話番号
06-6882-4478

関連リンク

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