i-PRO佐賀工場、未来のセキュリティカメラ生産の中核へ
i-PRO株式会社は、2025年10月1日から佐賀県鳥栖市にある佐賀工場を中核工場として位置づけ、高品質なメイドインジャパンのセキュリティカメラの生産を開始することを発表しました。これにより、日本から世界中に高機能の製品を供給する体制を拡充し、企業の競争力を高めています。
新たな生産拠点の重要性
佐賀工場は1964年に発足し、長年にわたり日本国内での製造拠点として重要な役割を果たしてきました。i-PROがこの工場を選んだ理由として、交通の利便性が挙げられています。戦略的なロケーションにより、部品の調達や製品の配送がスムーズに行えるため、効率的に製造プロセスを進めることが可能となります。
生産計画と自動化の推進
新工場では、初年度に月産約1.4万台からスタートし、2028年度には約4万台の生産を見込んでいます。これを実現するために、合理化と自動化を進め、部品実装から組立、検査までの一貫生産体制を2026年8月までに整える予定です。デジタル化も推進し、顧客の注文から最短2週間内に納品できる体制を目指します。
グローバル競争力を持つ工場に
日本の高い技術力と品質を生かしつつも、コストや納期においてグローバルに競争できる製造拠点を確立します。特に、米国市場向けにも生産を行うことから、i-PROの製品が国際的な基準に適合しながら製造されることが強調されています。これは企業の国際競争力を高める重要なステップです。
ショールームとしての機能
また、佐賀工場はただの生産拠点に留まらず、ショールームとしての役割も果たしていきます。国内外の客を招待し、i-PROのモノづくりの哲学やユニークな技術を紹介する場を設けることにより、企業のブランド認知度を高めます。顧客との直接なコミュニケーションを図ることで、信頼関係を築くことができるでしょう。
まとめ
i-PRO株式会社は、佐賀工場を中核工場にしてグローバルなセキュリティカメラ市場への供給を拡大するとともに、企業の持続的成長を目指しています。生産の効率化やデジタル化を進め、高品質な製品を世界に届ける体制を整えることが期待されています。次世代のセキュリティを実現するために、今後の展開に注目が集まります。