コロナ禍を乗り越える新しい写真展「TUNAGU」の魅力とは

オンライン写真展「TUNAGU」開催中！

コロナ禍が続く中、多くのイベントや交流の場が制限される日々が続いていますが、そんな中でも人々がつながりを求めていることに着目した写真展があります。それが、オンラインで開かれる「TUNAGU」です。この写真展は、個々の表現を大切にしながら、全国から集まった多様なポートレート作品を紹介する場として知られています。

「TUNAGU」の誕生背景

TUNAGUの主催者は、普段はリアルイベントを企画運営しているプーヤン氏です。彼は、コロナの影響で通常の写真展が開催できない状況を受けて、初めてオンライン展への挑戦を決意しました。「今こそ、つながる場が必要なんだ」と語る彼の言葉には、オンラインでのコミュニケーションがもたらす力への確かな信念が感じられます。春に企画していた写真展を断念せざるを得なかった彼は、この厳しい状況だからこそ、オンラインでのつながりを強く望んでいるのです。

Clubhouseを拠点にしたつながり

TUNAGUの出展者の多くは、音声SNSの「Clubhouse」によって結びついた仲間たちです。コロナ禍で物理的に集まることが難しい中、彼らは「Clubhouse」や「Zoom」といったオンラインプラットフォームで活発に交流を続けてきました。特に、Clubhouse発祥の「ポトクラ」というコミュニティでは、たった2ヶ月で400人以上のメンバーが集まり、ポートレートを楽しむための様々なイベントが展開されています。

リアル展の雰囲気を追求

TUNAGUでは、リアルな展示に近付けるべく、ビジュアルや会場マップなど様々な工夫がされています。このオンライン写真展は、全国各地から参加者を集め、会期中は時間や場所を問わず作品を鑑賞することができるため、誰でも気軽に参加できるのが特徴です。また、来場者の意見を反映させるためのアンケートや、来場者限定のオンライン交流会も設けられており、出展者とも直接コミュニケーションが取れる機会が用意されています。

新たな写真展の形

様々な新しい取り組みを行っている「TUNAGU」は、今後の写真展の在り方に新たな風を吹き込む存在となることでしょう。今までとは違った感覚で、アート作品を楽しみ、出展者たちと共に創り上げるこのイベントは、コロナ禍の影響で多くの人が失ったリアルなつながりを取り戻す一助となることでしょう。

TUNAGUは、ただの写真展ではなく、人と人との結びつきを再確認する場でもあります。ぜひこの機会に、オンラインでの新しい芸術体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。