提携で医療革新へ
2025-03-12 12:37:16

リジェネソームとGood Hero Therapeuticsが資本業務提携を発表し医療革新へ

リジェネソームとGood Hero Therapeuticsの提携



概要


東京都港区を拠点とするリジェネソーム株式会社が、同じく東京都港区に本社を持つGood Hero Therapeutics(GHT)と資本業務提携を実施した。この提携により、両社はそれぞれの専門技術を融合させ、共同で研究を推進していく。リジェネソームは、ナノ粒子技術を活かし、GHTの持つ革新的な遺伝子治療技術を取り込むことで、健康寿命を延ばす新しい医療ソリューションの創出を目指す。

提携の背景


リジェネソームは、関連企業であるスペースシードホールディングスと共に実施している「Fermentation and Longevity Fund」プログラムを通じ、発酵技術と長寿研究に関連するスタートアップ企業との連携を強化している。このプログラムは、日本独自の発酵技術を基にし、健康寿命延伸に貢献する技術の確立を目指すもので、GHTはそれに相膺できる重要なパートナーとなっている。

GHTは、腫瘍に特化した治療法を開発しており、受容体標的化を駆使した腫瘍溶解性ヘルペスウイルスや、遺伝子治療用ベクターの無毒化技術などを有している。これらの技術は、患者への治療効果を最大化しつつ、副作用を最小限に抑えることを可能にする。特に、腫瘍溶解性ウイルスは、がん治療における新たなアプローチとして注目されている。

先端医療への応用


GHTの技術には、無毒化されたヘルペスウイルスベクターや、アデノ随伴ウイルスの生産性向上技術が含まれており、これにより製造コストの低下も期待されている。GHTの研究は、がん治療の分野において既存の治療薬が抱える限界を克服し、新たな治療法を提供することが期待されている。

リジェネソームは、ナノ粒子技術を駆使して老化の抑制に寄与し、遺伝子治療技術との融合により、今後の高齢化社会における医療的課題を解決しようとしている。この提携が実現することで、加齢に伴う遺伝子機能の変化を制御する技術や、高齢者の健康寿命を延ばすための新しい医療ソリューションの開発が進むことが期待される。

将来的な展望


この提携は、両社の持つ技術基盤を最大限に活用し新たな医療ソリューションを創出することを目指している。GHTの内海代表取締役は、「次世代の医療ソリューションの創出に取り組めることを非常に楽しみにしています」とコメントし、リジェネソームの佐久間CEOも「この提携を通じて、社会全体の課題解決に繋がる技術の実現に貢献したい」と述べている。

このように、リジェネソームとGood Hero Therapeuticsの提携は、遺伝子治療技術とナノ粒子技術の融合を通じて、現代医学の新しい可能性を切り開く重要なステップとなりそうです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
リジェネソーム株式会社
住所
電話番号

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。