ソーシャルギフトサービス《dōzo》がグッドデザイン賞受賞
株式会社大和が提供するソーシャルギフトサービス「dōzo(どーぞ)」が、2024年度のグッドデザイン賞を受賞したことが発表されました。長野県安曇野市を拠点にする同社のサービスが、デザインの重要な基準として評価される同賞での受賞は、特筆すべき成果と言えるでしょう。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年に始まった「グッドデザイン商品選定制度」に基づく、日本で唯一の総合デザイン表彰制度です。製品やサービス、システムなど、様々なカテゴリーがある中で、dōzoは「システム・サービス」カテゴリーに選出されました。60年以上の歴史を持つこの賞は、単に美しさだけでなく、使い勝手や社会への影響も重視して評価されています。
審査員の評価
新しいギフト選びのスタイルを提案するdōzoは、オンライン上でギフトを選ぶ楽しさを再現し、また温かなコミュニケーションを促進するデザインで高く評価されました。特に、ギフト選びにワクワク感を持たせるための工夫が光ります。例えば、ユニークなキャッチコピーや直感的なUX(ユーザー体験)を追求している点が注目されました。
dōzoのデザインのポイント
1.
ユニークなキャッチコピー: 「元気しチル?」や「素敵なママになるあなたへ」といった、贈り手が想像しやすい名言を使用。
2.
選べるギフトの数を絞る: 5~6点の厳選されたギフトから選誌ることが、より情緒的な体験を提供。
3.
イラストによる表現: デザイン面での工夫として、テーマに合わせたイラストがギフト選びを視覚的に楽しませてくれます。
dōzoのサービスの特徴
dōzoは、実際の友人との関係性を重視し、贈り手が「この人のためならこのギフト」と思えるような設計です。全101種類のテーマから、相手の趣味や好みに絞ったギフトを提供します。贈り手が自分の好みを押し付けるのではなく、相手の好みを尊重する新しいギフト文化を提唱しています。受け取る側は5つの選択肢から、自分が本当に欲しいものを選べるため、受け取る喜びも一層増します。
贈り方のルート
贈り方は大きく二つ、SNSで手軽に贈れる「ソーシャルギフト」と、手渡し可能な「ギフトチケット」に分かれています。相手を選ぶ際に、「直接手渡したい」と思わせるユニークな仕組みが多くのユーザーに支持されているようです。特に、ミレニアル世代やZ世代などのデジタルネイティブ層から注目を集める理由は、利便性だけでなく、面白さやアート感にあります。
デザインへの情熱
dōzoのデザインに込められた思いは、ギフト文化を自由に楽しむことです。これまでの「定番のギフト」という考えから脱却し、自分の好きなスタイルで選ぶことの重要性を伝えています。この革新的なアプローチは、ひとつひとつのギフトに込められたストーリーや思いを引き出し、贈る側と贈られる側の距離を縮める力を持っています。
まとめ
ソーシャルギフトサービス「dōzo」の受賞は、今後ますます多様化するギフト文化の中で、どのようにデザインや機能を重要視していくかを考えさせられる契機です。新しいギフトの形を提供するdōzoは、これからもユーザーの心に響くサービスを提供し続けることでしょう。
公式サイトや、インスタグラムなどのSNSを通じて、さらに具体的な商品や利用法をチェックすることをおすすめします。