富山県が誇る異業種コラボで健康度向上を目指す美容室と食品スーパーの新たな取り組み

富山県発、異業種コラボで健康度向上を目指す

富山県で進行中の新たな取り組みが注目を集めています。地域に根ざした美容室と食品スーパーがタッグを組み、美容と健康を相互に支えあう仕組みを導入しました。特に、現代社会における健康へのニーズに応える形で、「未病」への対策が重視されています。

健康診断を受けない人々

最近の調査によると、健康診断を定期的に受けている人は全体の約30%にとどまっており、特に30代女性ではその割合が50%近くになっています。このような状況を背景に、美容業界が「健康」に貢献できる場面に注目が集まりました。特に、当グループの美容室は、顧客に「健康の気づき」を提供する重要な場としての役割を担うと考えています。

「いこらぼ」で栄養状態をチェック

7月から、美容室には新しいサービス「いこらぼ」が導入されました。これは、カットした髪の毛から体内の不足栄養素をチェックできる画期的なシステムで、現代人に不足している必須ミネラル12元素と有害ミネラル5元素を解析します。その結果は、顧客の日常の食生活改善に役立つ情報を提供し、健康意識を高めることを目指します。

アルビス社との協業

美容室は、食品スーパーのアルビス社との協業によって、健康的な食選びをサポートします。具体的には、「いこらぼ」の結果に基づいて、どのような食材を購入すれば良いかを提案するコーナーを設ける予定です。また、不足している栄養素に応じた総菜や弁当の開発も進められており、共働き世帯にとっても便利で健康的な選択肢を提供します。実際、富山県では共働き世帯が約6割を占めており、働く女性たちへのサポートが求められています。