ダンスと新しいクィアの視点
2023年12月12日、東京都江東区で、ダンスの未来をテーマにした興味深いトークイベントが開催されます。このイベントは、公益財団法人セゾン文化財団の「アーティスト・イン・レジデンス事業」の一環として企画され、ルーシー・オートマンをゲストに迎えます。
イベントの概要
トークのタイトルは「ダンスの/ための未来:新しいクィアでエンパワーメントなアプローチ」。会場は森下スタジオで、午後7時から8時30分までの約90分間にわたり、彼女の視点からダンスの未来を探求します。定員は15名と少数精鋭で、後日アーカイブ配信も予定されているため、参加が難しい方もご安心ください。
トークの内容とは?
ルーシー・オートマンは、ドイツのダンスシーンで活躍するドラマトゥルクであり、このトークではtanzhaus nrwの取り組みを紹介し、ボディ・ポリティクスやデジタルメディア、共有責任、新しいコミュニティなどのテーマを掘り下げます。また、デジタルで流通するダンス、コンテンポラリーと商業の融合、テクノロジーやゲーム、ファッションとの関連性についても言及します。
オートマンは、視覚障害のあるパフォーマーや振付家、活動家としての経験を通じて、新しいアプローチとその社会的意義を伝えます。ディスカッションの中では、他の著名なアーティストたちの事例も紹介されます。トークイベントを通じて、観客はダンスの未来における多様な可能性に触れることができるでしょう。
開催の背景
セゾン文化財団は1987年から現代演劇や舞踊の振興と国際交流に取り組んでおり、アーティスト・イン・レジデンス事業はその中心的なプログラムの1つです。この取り組みを通じて、国内外のアーティストたちの交流が促進され、多様な視点をもった創造的な発展が期待されています。
登録方法と詳細
トークイベントへの参加は、以下のリンクから事前申し込みが必要です。
さらに、ルーシー・オートマンは、招へい者として2023年12月4日から30日までの滞在中に、日本のコンテンポラリーダンスに関わるアーティストたちのリサーチを行い、ボディ・ポリティクスや新しいコミュニティ形成に関する洞察も深める予定です。
この機会を通じて、皆さんもダンスの新しい視点と未来の可能性に触れてみませんか?