#アップサイクル #スタジオオーア #フードウェイスト

プロジェクトAlterが描く、新しいエコノミーの形

最近、スタジオオーアが始めたプロジェクトAlterが注目を集めています。このプロジェクトは、捨てられてしまう運命にある食材廃棄物を再生し、新たな可能性を見出す試みです。Alterの企業理念は「捨てる以外の可能性」。その言葉通り、身近にある不要な食材を活かして、アートや商品を生み出すことで、サステナブルな循環型社会を目指しています。

フードウェイストとの向き合い方

Alterは、普段私たちが手にしない規格外の野菜や果物、さらにはカフェや食堂、農園から出てくる残さをプロダクトとして再利用します。特に注目すべきは、海藻とアルギン酸を基材として開発したバイオレジンを使った「Alterシート」です。このシートは、ナチュラルな材料から作られ、生分解性があるため、環境への負担を軽減します。

新たなデザインの探求

今回のプロジェクトでは、特に海藻素材の透明感を活かしたデザインが特徴です。たとえばアボカドの皮など、さまざまな食材廃棄物を利用した独自の海藻レジンを開発し、ユニークな製品に仕上げています。

プロジェクトAlterは、フードウェイストの回収から始まり、素材開発、プロダクトデザイン、さらにはクリエイティブ制作まで、一貫した取り組みを行っています。その目指すところは、「食材廃棄物を商品として再生し、新しいエコノミーサーキュレーションを実現する」ことです。

コラボレーションとアート

Alterでは、異なるブランドや職人とのコラボレーションも展開します。第1回目のコラボレーターとして選ばれたのは、組子技術を現代に活かす種村木工製作所です。彼らの手によって作られるデザインは、プログラミングで表現された「Gradient-XY」で、行と列ごとに線幅を変え、ダイナミックな印象を与えるものとなっています。

限定商品について

今回、クラウドファンディングで限定登場する商品は、海藻の藍染めと、みかんやワイン粕を使用したアートフレームです。サイズはすべてW450xH450xD30mm。これらの製品は、持続可能なライフスタイルを志向する全ての人々に向けて、新たな選択肢となるでしょう。

スタジオオーアのビジョン

スタジオオーアは、2023年6月にスタートしたクリエイティブラボです。アップサイクルデザインをテーマに、フードウェイストなどの持続可能な製法の研究・活用を行っています。手触りや香り、色彩にこだわり、自然素材の魅力を引き出したプロダクトづくりに日々挑んでいます。食材を無駄にすることなく、新たな価値を提案するAlterの試みは、私たちの消費社会を見直す大きな一歩となることでしょう。

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