壬生寺で怪談朗読
2022-06-15 14:00:05
新選組ゆかりの壬生寺で京ことばによる怪談朗読公演
京都の新選組にちなんだ特別な朗読公演「新選組異聞 -怪談- あかずの井戸」が、2022年7月16日(土)に壬生寺で開催されます。この公演は、幕末の京都を舞台にした物語で、京ことばの美しさと三味線の演奏が織りなす独自の世界観が楽しめる内容となっています。
壬生寺は新選組と深い関わりのある場所であり、上演日当日は特に意味のある日です。その理由は、この日が新選組や幕末の志士たちの慰霊供養祭が実施される日であり、観客は歴史を感じる中で、演目を鑑賞することができます。朗読を行うのは、まつむら眞弓さん。彼女は、東映京都撮影所で活動する俳優でもあり、多数のテレビドラマや映画でも活躍しています。この公演では、彼女が京ことばを駆使し、その独特の情緒を際立たせます。
公演内容は、ある呉服店での悲劇に始まる物語を中心に構成されており、三味線の生演奏がそれを華やかに彩ります。特に演奏を担当する川合絃生さんは、津軽三味線の名手であり、地域活動にも熱心に取り組んでいます。彼の三味線の音色が物語の緊張感を一層引き立てます。
また、演目のタイトルに含まれる「あかずの井戸」は、恐怖の象徴とも言われ、観客はその井戸にまつわる不気味な状況や登場人物に心を奪われることでしょう。上演時間は約50分で、開場は各回20分前となり、各回の定員は30名です。このように、観客との距離感を大切にした小規模な公演であるため、事前に予約を行うことが基本となります。
なお、「レ・コネクション」という団体は、地域活性化を目的にした活動を行っており、特に京町家の保全や文化の継承に力を入れています。彼らは、観客に対して京都の魅力を広めることを目的とし、様々なイベントを通じて地域コミュニティと協力しているのです。今回の公演もその一環として位置付けられています。
今回の朗読公演を通じて、ただ怪談を楽しむだけではなく、京都の歴史や文化に触れ合い、知識を深める機会にもなります。公演は先着順での予約が必要となるため、興味のある方は早めに申し込むことをおすすめします。この特別な日を、京の伝統文化を肌で感じられる貴重な体験として、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
-
株式会社レ・コネクション
- 住所
- 京都市下京区北不動堂町482
- 電話番号
-
075-352-8600