ホーランド アメリカ ラインが新プログラム導入
2025年11月10日、シアトルを拠点とするホーランド アメリカ ラインは、メキシコクルーズシーズンに向けて新たなプログラム「カルチュラル・アンバサダー」を発表しました。このプログラムは、乗客がメキシコの豊かな文化を深く学べるよう、ニュー・アムステルダムという特定の船で実施されます。サンディエゴを出航し、メキシコの美しい港を巡るクルーズ中、文化的な体験が提供される予定です。
プログラムの内容
「カルチュラル・アンバサダー」プログラムでは、2名のメキシコ出身の専門家が乗船し、メキシコの伝統や芸術、食文化に焦点を当てたさまざまなアクティビティを展開します。これにより、乗客は寄港地での体験を船上でも楽しむことができ、より深く文化を理解する機会を得ます。
ホーランド アメリカ ラインのエンターテインメント&エンリッチメント担当副社長ジョー・チャンツリー氏は、「メキシコの港に降り立った時から、乗客は色とりどりの伝統と文化に触れることになります。その魅力を船上でも再現し、真の没入感を持った体験を提供できることを大変嬉しく思います」とコメントしています。
船上イベントの紹介
船内では、以下のようなプログラムが用意されています:
- - ダンスレッスン:マンボ、チャチャチャ、サルサの基本を学べる初心者向けのレッスン。
- - 文化講演:マヤ文明やテキーラの歴史、死者の日に関する特別な講義。
- - アートワークショップ:パペル・ピカドやピニャータ作りなど、メキシコの手芸を体験。
- - 文化ゲームナイト:メキシコ版ビンゴ「ロテリア」を楽しむ夜。
このような多彩なイベントが、乗客の五感を刺激し、メキシコの文化に触れる新しい経験を提供します。
グルメ体験
メキシコの食文化もクルーズの重要な一部です。船上では、「デスティネーション・ダイニング」として、寄港地で新鮮に仕入れられたメキシコの素材を使用した料理が提供されます。例えば、グルーパーのサルサ・ピカンテや、アステカ風グリルシュリンプなど、地域の味を満喫できるメニューが並びます。
さらに、テキーラのテイスティングも行われ、特別に樽熟成されたテキーラを楽しむことが可能です。これにより、メキシコの豊かな食文化を深く理解する機会が得られます。
クルーズの概要
この文化体験は、2025年10月から2026年3月の間、ニュー・アムステルダムによるメキシコクルーズで提供されます。サンディエゴを出発点とし、さまざまな港を訪れる7〜14日間のクルーズが用意されており、プエルト・バヤルタ、マサトラン、カボ・サン・ルーカスなど、個性豊かな地域を巡ります。
このプログラムでは、乗客にメキシコの“こころ”を届けるため、多くの体験が用意されています。こうした文化交流の機会を通じて、メキシコの魅力を再発見する素晴らしい旅になるであろうことが期待されています。