キヤノンMJがエスマットと提携し生産現場のDXを加速

キヤノンMJがエスマットと資本業務提携

DX推進による製造業の効率化

株式会社キヤノンマーケティングジャパン（キヤノンMJ）は、在庫管理や工程改善に特化したIoT重量計「SmartMat Cloud」を展開する株式会社エスマットと資本業務提携を結ぶことを発表しました。この提携により、現場の課題を解決するための共同ソリューション開発が進められます。製造業をはじめとする様々な分野で、リアルタイムで在庫状況を把握できる技術の導入が期待されています。

キヤノンMJの変革とビジョン

キヤノンMJは、「未来マーケティング企業」として、テクノロジーとアイデアを結びつけ、新たな価値を創造することを目指しています。特にITソリューション事業を中核として企業変革を進めており、製造・流通業界の現場の課題解決に注力しています。エッジデバイスや業務アプリケーションを活用し、デジタルトランスフォーメーション（DX）の促進に取り組んでいます。

エスマットの強みと新たな機能

一方、エスマットが提供する「SmartMat Cloud」は、業務改善を目指す企業にとって欠かせないツールとなっています。「モノの流れを超スマートに」というビジョンのもと、リアルタイムの在庫状況を可視化することで、多くの企業に支持されています。導入企業は1,000社以上に達し、2024年には生産ラインからの情報収集機能も追加される予定です。これにより、より一層の製造業向けDXが推進される見込みです。

提携により生まれる新たなシナジー

今回の提携により、キヤノンMJはエスマットの「SmartMat Cloud」を、自社のエッジデバイスソリューションや映像ソリューションと統合し、製造業の在庫管理や工程改善における新たなソリューションの創出を目指します。また、流通小売業や宿泊業、さらには介護・福祉業においても、データ可視化を通じて人手不足問題の解決に寄与することが期待されています。

協業内容の概要

提携の主な内容は以下の通りです。

1. キヤノンMJグループとエスマットの顧客基盤を活用した「SmartMat Cloud」の共同提案
2. 新機能の共同開発
3. 製造業向け新ソリューションの創出

これにより、両社の強みを活かして、より多くの顧客に価値を提供し、業界の発展に貢献することを目指します。