人事エグゼクティブが集うHQラウンドテーブル、福利厚生の新時代を拓くイベント開催

9月に東京のメズム東京で行われた「HQ Round Table for HR Leaders」では、人事・組織経営のエグゼクティブを対象に、現代の福利厚生や人事戦略についての情報交換が行われました。このイベントは、株式会社HQが主催し、すべての参加者が招待されたクローズドイベントとして、参加者が互いに知識を共有し、人事エクスペリエンスの向上に向けた意見交換を行いました。

イベントの開始にあたり、株式会社HQの代表取締役である坂本祥二氏は「今後の福利厚生はコストではなく投資であるべき」というコンセプトを示し、次世代の福利厚生プラットフォーム「カフェテリアHQ」を紹介しました。これは、企業が社員にポイントを支給し、各自が自分に合ったメニューを自由に選ぶことができるという新しい形式の福利厚生です。

続いて、オルビス株式会社のHR統括部長である岡田悠希氏が基調講演を行いました。彼は「企業フィロソフィーに根差した組織・風土改革」というテーマのもと、オルビスがこれまで取り組んできた組織改革の6年にわたる歩みを紐解きました。岡田氏は、組織文化が個々のパフォーマンスに直結することに触れ、文化の改革が必要であると強調しました。

具体的な取り組みとして、岡田氏は部下から上司へのフィードバック制度や新たな行動指針の策定について詳しく説明しました。このような具体策によって、オルビスは組織の文化を変え、社員のモチベーション向上へつなげてきたのです。「改革には根気が必要で、文化を作るには時間がかかるが、それがあってこそ競争力が生まれる」との言葉は、参加者に強い印象を残しました。

最後に、遊び心あふれるワークショップが行われ、参加者は自社の人事制度や戦略の現在の姿を振り返る機会を得ました。参加者同士が互いに学び合うこの場では、「他社の取り組みについて話し合う機会は貴重だった」「実際の苦労話が聞けたのが有意義だった」との声が多く上がりました。

HQは、このようなイベントを定期的に開催し、組織改革や新しい福利厚生の在り方について、全ステークホルダーが考え続けることを支援することを目指しています。次世代福利厚生プラットフォーム「カフェテリアHQ」の導入により、各社員が抱えるさまざまなニーズに応え、企業価値向上を目指す新たな社会インフラを提供することに意欲を見せています。学生のように多様なニーズに対する支援が今こそ求められており、HQはその最前線で取り組んでいきます。