羽生結弦が魅せる独自の人生観とスケートへの情熱
2026年2月17日、宇都宮直子氏の新刊『拝啓 羽生結弦さま』が出版される。多くのフィギュアスケートファンにとって、羽生結弦さんは単なる選手ではなく、その言葉や姿勢から深いインスピレーションを受ける存在である。この新刊はそんな羽生さんの魅力を余すところなく伝えた、彼の独占ロングインタビューや貴重なエッセイを収めたものだ。
スケート取材の集大成
本書は、著者の宇都宮氏が20年ものスケート取材の集大成として編集した一冊だ。集英社新書プラスでの連載『宇都宮直子 スケートを語る』や、山と溪谷社の『Quadruple Axel』でのエッセイが基となり、新たな原稿も加えて書籍化されている。これにより、著者自身の観戦経験と、羽生さんを取り巻くスケート関係者への綿密な取材を通じて、彼の人間性や魅力の本質に迫る。
2万字の独占インタビュー
この本の目玉は、羽生さんへの独占インタビューが2万字を超えるという圧倒的なボリュームだ。インタビューでは、彼がどのようにメンテナンスに取り組んでいるか、プロアスリートとしての矜持、さらには生きる意味やスケートへの愛情について深く語っている。震災に対する思いや、彼自身の「幸福感」についても触れられており、羽生結弦という人物の内面をより理解するための貴重な糸口を与えてくれる。
美麗な未公開フォトも満載
また、誰もが楽しめる美麗なグラビアも本書の見どころの一つである。『羽生結弦 notte stellata 2025』や『The First Skate』など、未公開の写真が多数収められており、一瞬の美しさを切り取った貴重な作品が楽しめる。カバーを含む巻頭の写真は有名な写真家、小海途良幹氏によるもので、見る者を魅了する。
目次と内容
本書は、いくつかの章に分かれて構成されている。第一章では羽生さんのこれまでの足跡や称賛を受けた瞬間について。そして、第二章ではロシアと羽生さんの関わりに触れ、第三章では都築章一郎氏の言葉から見る羽生さんの成長を探る。
第四章では「唯一無二」というテーマに沿った羽生さんの独自性を掘り下げ、第五章では彼自身の言葉で、「これからの目標」や「幸せを追求する過程」を語る。最後の章では、羽生さんにとってのスケートの意味や、彼のスタート地点であるゼビオアリーナ仙台についても触れ、全体として非常に示唆に富んだ内容となっている。
まとめ
宇都宮直子さんの『拝啓 羽生結弦さま』は、ただのエッセイ集ではなく、羽生結弦さんという特異な存在について深く心を通わせることができる、一冊の宝物だ。ファンはもちろん、羽生さんを知りたいと願うすべての人にとって、見逃せない内容だといえる。彼の言葉の中に、これからの私たちの生き方に大切なヒントが隠されていることでしょう。是非手に取って、羽生さんの世界に浸ってみてほしい。
著者プロフィール
宇都宮直子
ノンフィクション作家、エッセイストとして知られ、20年以上にわたるフィギュアスケートの取材経験を持つ。今後の出版活動にも大いに期待が寄せられる。