原田マハが描く新たな旅路
原田マハの新作長篇小説『晴れの日の木馬たち』が2025年12月17日に新潮社から発売されます。本作は、アート小説の第一人者である著者が、書くことの喜びを追い求める少女・すてらの物語を通じて、読者に希望と勇気を与える作品です。
主人公・すてらの波乱万丈な人生
主人公のすてらは、母親に見捨てられ、貧しい環境で父親に育てられます。彼女は、病に倒れた最愛の父を支えるため、倉敷紡績で働き始めます。そこで彼女は倉敷紡績社長の大原孫三郎からの支援を受けて、文学に触れる機会を得ます。特に、ゴッホの絵と武者小路実篤の作品に感銘を受けた彼女は、彼のように小説を書くことを決意します。
すてらの人生には多くの挑戦が待ち受けています。20歳を前にして、8年間の倉敷紡績での仕事を辞める決断をし、岡山の富家で新たな職を得ます。しかし、ある事情で再び職を失います。その後、幼い頃から尊敬していた宣教師アリスの励ましを受け、ついには東京へ向かうこととなります。ここからすてらの人生は大きく変わるのです。
書くことへの情熱
本書は、すてらの挑戦と成長を通じて、彼女の情熱が描かれています。「好きなことをあきらめないでほしい」というメッセージを込め、すてらの人生を追体験することができるのです。どん底の日々が続く中でも、すてらは常にその未来に向けて前進し、時には雨に打たれながらも、やがて晴れ間を迎える様子が描かれています。
原田マハの背景
原田マハは、1962年に東京都で生まれ、関西学院大学および早稲田大学で文学と美術史を学びました。作家活動は早くから注目を集め、『カフーを待ちわびて』でラブストーリー大賞を受賞し、以降数々の受賞歴があります。『楽園のカンヴァス』や『暗幕のゲルニカ』など、アートに関連する作品が多く、彼女の作品は幅広い読者に愛されています。
今作も、彼女ならではの視点でアートと小説の融合を見事に描いており、前作同様期待が寄せられています。作品の詳細は新潮社の公式ウェブサイトでチェックできます。
最後に
『晴れの日の木馬たち』は、読む者にとって心に残る物語であることは間違いありません。書くことの素晴らしさや夢を追い続けることの大切さを教えてくれる、感動的な作品がまた一つ登場します。原田マハの鮮やかな筆致で描かれたこの物語は、まさに時を超えた感動を呼び起こします。